飲んでいるコーヒーがまろやかになるんです、
このアルバムを聞いていると。
今日は番組終わりで米ヶ袋のカフェモーツアルトアトリエへ。
おおはた雄一さんのライブへ足をはこびました。
すごく素敵なアルバムだったから、
この日を楽しみにしていたんです。
ギターを抱えた旅人・おおはたさん。
間接照明のあたたかな光に照らされて
そこに立っていました。
だいぶ遅れて到着してしまったので
もう終わっているのではないかと思ったのですが、
秋の長い夜を贅沢につかって
ライブは続いていました。
ひとりなのに、バンドの音を奏でているような
パフォーマンスがあったり。
高田渡さんの絶品カバーから
くすっと笑える詞を混ぜ込んだ
オリジナルナンバーへのつながりがあったり。
そして9月に「Be-POP♪」のDJレコメンドとしてもお届けしていた
「As time goes by―時がたてば」は
ライブで聴いたら感動で泣きそうでした。
いえ、実際は涙がぽろりでした。
この曲はクラムボンの原田郁子さんによる作詞なのですが、
「溜め息が ひい ふう みい よ いっつ むぅ」というところが
大好きです。ギターの弦を張り替えながら
隣で歌ってくれているような親密な雰囲気が漂うナンバー。
歌声と音の中にするすると溶け込んでしまいます。
ライブ終わりで郁子ちゃんボーカルの
「As time goes by」も会場で流れていたなぁ。
なんて素敵な曲が生まれたんだろう。
ライブで聴いて惚れ直しました。
秋の週末はこんなあたたかな気持ちの夜に
つつまれていたいです。
今夜、本当の意味でこのアルバムのタイトルが
分かった気がしました。
”Music From the Magic Shop".