15周年に立ち会えて、幸せ。
心から、そう思えるライブでした。
Zepp仙台のステージには
15年の楽曲のタイトルやモチーフを配した
タペストリー風の幕が吊られていて。
次々にいくつも出てくるギター。
そのひとつひとつのギターを持つのを見ていても
つくづく、画になるなぁ、と思ってしまいます。
『斉藤和義ライブツアー2008 歌うたい15<16』の
ツアーファイナル、Zepp仙台公演が昨日行われました。
フロアは超満員のお客さん。
前回のツアーと同じくバンドメンバーは
ギターにキセルのお兄ちゃん、ドラムに100sの玉田豊夢さん、
キーボードにエマーソン北村さん、ベースに隅倉弘至さん。
1曲目が何かをライブのはじまる3分くらい前から考えていて
いたけど、ハーモニカをつけたときにピン!ときました。
きっとあの曲!!
そう、デビュー曲「僕の見たビートルズはテレビの中」から
はじまったライブは、いつもの通り、ロックモードと
ゆるいMCのギャップが満載の2時間半でしたが、
そのセットリストはやはり、15周年ならではという選曲。
ほぼすべてのアルバムから曲を演奏したのではないでしょうか。
「男節」は何回聞いてもしびれる曲で。
ARABAKIでのクハラさんとのセッションも記憶に新しい
「レノンの夢も」は和義さんのギターと豊夢さんのドラムでの演奏。
息をのみました。いや、かっこよすぎて息をするのを忘れそうになりました。
「嫌いになれない」「I LOVE ME」を聞いて改めて思いました。
アルバム「I LOVE ME」は名盤です。
「FIRE DOG」のエネルギッシュなアクト。
「おつかれさまの国」のリアリティ。
新曲は、心を見透かされているようでした。
「君の顔が好きだ」ではおなじみの下ネタ連発で(笑)
「歌うたいのバラッド」は今年いちばんしみました。
ダブルアンコールを含めて2時間半。
久々にライブで聴けた曲もあり。
この曲、やってくれるんだ~!という曲も。
15周年に重みをもたせてしまうのはファンのほうで。
でもそんな思いをどん!と引き受けてくれる名曲たち。
来年、また飄々としたたたずまいのまま、
一生モノの名曲を斉藤和義さんは届けてくれるでしょう。