ARABAKI2日目の朝がやってきました。
ARABAKIアートが飾られた会場までの道のりを歩きます。
起きたときはどしゃぶりでしたが徐々に天気が回復してきて
私が会場につく頃には小雨になっていました。
昨日に比べたら余裕!!
さぁ、今日のblogも長いです!!
午前見た中で印象的だったのが「土岐麻子」さんのステージ。
登場のSEからカラフルな曲を選んでいて
雨に似合うカバー曲の演奏もありました。
土岐麻子さんのステージの時間はほぼ雨が
やんでいたんですが、土岐さんが歌うと雨粒が無色透明なんじゃなくて
カラフルなキャンディーみたいな色した雨粒がふってくる気がしました。
あとから土岐さんのブログを見たんですが
「これからARABAKIにいってきます!
雨と音楽は相性のいい組み合わせ。それが屋外のこととなると体には
厳しいけれど、不思議なことになんだか頭が開放されてきて
音への感動が異常に膨らんだりする。あの感覚はすごい。
今回はステージから贈るほうの立場だけど、雨と音楽のマジック
信じて歌います。ということで野性に返って雨のARABAKI、楽しみましょう」
とありました。
表情をキラキラさせて身振り手振りを交えて歌う姿。
体いっぱいにステージを楽しんでいるそのバイブスが見ている私にも
伝わってきました。
どこからかシャボン玉が飛んできて、それがよく似合ってましたね。
来年土岐さんがARABAKIにでたら、私もシャボン玉もっていきたいです!
恋したくなるようなオリジナル楽曲と、誰もが知っているカバー曲は
発色のよい、土岐麻子色に染め上げて。本当にカラフルなステージでした。
途中青空も見えて。(おそらく1時間半くらい)
かっぱを脱ぎだすARABAKIロッカーズ。
身軽にエコキャンプを歩きます。
本日のランチは行列のできるブース『佐世保バーガー』
ちなみにARABAKIのフードコートはみちのく各地のグルメも満載です。
今日の私の行程は・・・
新曲もかっこよかった!『GRAPEVINE with 長田進(from Dr.StrangeLove)』
泥はねまくりで踊った『髭』!
雨男なのに(笑)奇跡の晴れ間で「落ち着かないぜ!」と言っていた『the pillows』
アツシさんもお客さんも滞空時間長かった『ニューロティカ』
佐藤タイジさんも見にきてた『武藤昭平withウエノコウジ』の渋さ!
夕暮れの『ハナレグミ』
スケールの大きな『LOVE PSYCHEDELICO』
DJ角田さんに薦められ&フラカン圭介さんの従兄弟さんがいるという
『Panorama Steel Orchestra』は見なきゃ損!な楽しさ!
そして、今年のARABAKIのクライマックスは
曽我部恵一バンドwithARABAKI MICHINOKU PEACE SESSION でした。
最初「西馬音内盆踊り」から始まったステージ。
踊り手さんたちが楕円状になってステージで踊りを繰り広げます。
私ははじめて見たんですが、本当に見とれる美しい踊りでした。
日本三大盆踊りのひとつで国の重要無形民俗文化財に指定されています。
その優雅な姿とは対照的にお囃子のうたが
秋田羽後町においで!といわんばかりの観光誘致なかんじもあって
笑いをさそっていましたね。
深く傘をかぶって顔の見えない踊り手さんたちの中にもしかして
ソカバンのメンバーが混じっているんじゃないかと思ったのは
私だけではないと思います。
が、そうではなく、最後一列に整列した踊り手さんたちがステージを去ると
そこにはいつものライブでのお決まり、
バンドメンバー4人がステージの上で円陣を組んでいました。
大歓声と共に、ARABAKIのラストを飾る曽我部恵一バンドの
ライブがはじまりました。
さまざまなゲストを迎えての一夜限りのステージ。
LOVE PSYCHEDELICOとパワフルなカバーを。
大御所泉谷しげるさんはペットボトルの水をかぶりながらお客さんを
あおりまくっていました。
同じく大御所遠藤賢司さんは途中、どろんこの会場の中まで降りてきての
パフォーマンス。ふたたびステージに上がったとき
ジーパンのひざのところまでドロが跳ね上がっていて色がかわっていました。
EGO-WRAPPIN'の中納良恵さんとナツメンのメンバーで曽我部恵一ランデブー
バンドでも出演したアルトサックスの加藤雄一郎さんは
恋のやまい「LOVE―SICK」をセッション。
ZAZEN BOYZ 向井秀徳さんはサニーデイ・サービスの
サマーソルジャーを一緒にやってくれました。
そして『テレフォンラブ』では
エレキコミックやつい・いちろうさんも登場して大盛り上がり。
今夜の『テレフォンラブ』を一生忘れないだろうなぁ!
これまで、ソロでもソカバンでも何回も聞いたナンバーです。
大きいライブハウス・小さいライブハウス、
何回も何回も聞いた曲なんです。
でもARABAKIの夜に響く曽我部さんの口笛も。
℡の呼び出し音のギターも。
コール&レスポンスもこれまでの中でぶっちぎりの一番でした。
曽我部さん、今年1月29に
Be-POP♪に出演してくれて
その時に「ARABAKIは大好きなので
今年はARABAKIの完全撤収までいます」とおっしゃっていましたけど
その時はまさかMICHINOKUステージのとりを飾ることになっているとは
知りませんでした。
今年は天候は過酷なARABAKIでしたけど
いろんなところでいろんな人が助け合っていました。
限られた屋根のあるスペースをゆずりあったのはもちろんですし。
体調をくずしてしまった女の子をおんぶして運んであげてた男の子と
その彼女らしき人がいて、友達どうしなのかな、とおもったら
どうやらそうではなく、見ず知らずの人をおぶって
雨の当たらない場所へ移動させてあげてました。
あと、私は田んぼ状態となった会場で
私は長靴をはいた足が抜けなくなってしまって
よろけそうになったところを危機一発、かわいい女の子が
大丈夫ですか?と手をさしのべてくれました。
あの助けがなければ私は茶色のままソカバンを見ていたことでしょう!
この場を借りて本当にありがとう!!
助けあうという暗黙の了解、
その上で音楽を心から楽しもうというバイブス、
それがあるからあの場所は雨でも、どろんこになっても楽しいんだなあと
思いました。
そして一番大変だったのはあの中で安全管理をして
ステージが終わるごとに体調管理をよびかけていた
運営のスタッフ、ボランティアスタッフのみなさんですよね。
その人たちに心からの感謝と拍手を送りたいです。
MICHINOKUステージの最後主催者のARABAKIプロジェクト
プロデューサー
菅さんがステージに出ていらして
ARABAKIロッカーズへメッセージを伝えていました。
短いことばの中に万感の思い。
そしてMICHINOKUステージを埋め尽くしたみんなとの約束。
『来年、ARABAKI10周年でお会いしましょう』
最高でした!ARABAKI'09!!