金沢21世紀美術館にやってきました。
いつ行ってもゆったりした時間と
刺激のある企画展を提供してくれるスポット。
金沢に住んでいたころよく足を運んでいました。
金沢21世紀美術館のメインエントランスから入って
最初に遭遇する光庭に設置されたプールがこちら。
レアンドロのプール。
プールの脇に立ち、波だつプールを見下ろすと、
あたかも深く水で満たされているかのように見えるのですが
実は、透明のガラスの上に深さ約10cmの水が張られているだけなんです。
ガラスの下はというと・・・・
水色の部屋になっているです。
晴れた日には光がプールの底に揺らめきます。
まるで水の中を泳ぐ魚になった気分。
金沢21世紀美術館にはこのように建築物の一部として
作品がセッティングされています。
ちょうど今行われていたのが
開館5周年記念展「愛についての100の物語」
様々なジャンルの表現者たちを招いて
「愛」を表現した作品が館内を彩っていました。
とてもおもしろい展示でした。
壁に英文がレイアウトされていて向かいの
壁からぶらさがっているヘッドホンをつけると
そこから壁に書いてある英文がラップミュージックとして流れてくる作品。
コロンと段ボールが置かれていると思ったら
これも作品で「段ボール」の声が
中から聞こえてくるしかけ。耳をすますと関西弁での語り。
段ボールの気持って・・・?
『いやぁ~、いろんなとこ行けてたのしいよ。・・・いや、
たしかに乱暴に扱われることもあるけど・・・ほんま、
いろんなとこいけるし・・・
段ボールにうまれて幸せやよ』
大人たちが段ボールのまわりに体育座りして
段ボールの声に耳を傾ける。
なんて楽しい作品!
広い展示室に卓球台が置かれていると思ったら
ピンポン玉が台ではねるたび、さまざまな
音がなり、光の点滅する体験型アート。
200個ほどの豆電球が天井からつるされた
展示室ではお客さんの鼓動のスピードで
点滅するしかけになっていたり。
宮城出身の鈴木ヒラクさんは
土と葉っぱを使ったアート。
枯葉の葉脈を浮き上がらせてつくった作品が
おもしろかったです。
そのほかにも映像、写真、
オブジェ、詩、
ピアニスト山下洋輔さんが能登の海岸で
行った『ピアノ炎上』をまとめたドキュメンタリー作品。
それぞれのアーティストが『愛』を表現した作品たち。
1日いても飽きないだろうと思いました。
美術館の庭では気になるアイスが販売されていました。
これはぜひ食べたい!
石川県のご当地ソフト
「しょうゆソフト」が21世紀美術館バージョン。
サクサクの最中皮にはさまったさっくりした
しょうゆアイスがおいしかったです!