吸い寄せられるように立ち寄ったのは藤崎で開催中の
『加賀百万石 観光と物産展』。
もうひとつのふるさと、金沢は本当に美味が集う街なのです。
特に和菓子のおいしさといったら。
お店の方の金沢弁のイントネーションにほっとします。
金沢のみんなに会いたくなります~!
しばし7階催事場で金沢に思いをはせる私がまず
ひとめ惚れしたのは、こちらの上生菓子。
菓子職人の技が日本のうつくしい秋を閉じ込めました。
私も金沢に住んでいたころ、上生菓子作り体験をしたことがあります。
そういえば、あの時も秋のお菓子でした。
茶こしや布巾、菜箸など和菓子づくりのアイテムとともに
色とりどりの餡玉が用意されていて丁寧に教わりながらひとつひとつの
お菓子を作ります。
見ているとおりに作るのは至難の業でした。
3つほど作ったのですが、
たとえば、ふっくらとした菊の花の上にそぼろ状の白い部分が乗っている
お菓子。白い部分は「綿」を現していてなんとも優雅なお姿だったのですが、
私が作った白い「綿」はどうみても「大根おろし」でした。
菊の花よりも秋刀魚の塩焼きが似合うようだったっけ・・・。
紅葉した野山を表現したお菓子は
野山というよりイソギンチャクのようでした。
これぞ、ほんものの匠の技。うっとり~・・・。
こちらは大好物のうら田の栗天真。
変わらぬおいしさにうっとり~・・・。
きれいな秋晴れの月曜日。
金沢の味覚を持ち帰ってゆっくりいただきます。
天高く、私肥えちゃいそうな秋・・・