先日、映画「パンドラの匣(はこ)」試写会に行って来ました。
去年11月南三陸町の清水小学校など
県内で撮影が行われた話題の映画です。
原作は今年生誕100年の太宰治の小説で、
昭和20年に河北新報に掲載されました。
この作品は結核療養所が舞台であることから,
チケット売上の一部が結核予防会へ寄付されるそうです。
「パビリオン山椒魚」の冨永昌敬監督が美しい映像で描く映画。
芥川賞受賞作家でありミュージシャンでもある
川上未映子さんが映画初出演を果たしているのですが、
すごく色っぽくてみとれました。
冨永監督とは「パビリオン山椒魚」に続くコラボレーションとなる
菊地成孔さんのたちのぼってくるような音楽が素晴らしくて。
そしてオールアフレコによるセリフが不思議な空気を作っていると思います。
太宰治が描いた恋と友情に揺れる「新しい男」を
冨永監督が描いたら・・・
宮城県では9月26日から先行上映されます。