アメリカのオバマ大統領がノーベル平和賞を受賞したニュースが
この週末に駆け巡りました。
最大の核保有国のリーダーが
核兵器のない世界を訴えたプラハでの演説は
大きなインパクトを与えました。
今回は、実績以前の、
いわば、"これからの行動の責任が伴う受賞"だといえます。
同時に、世界のひとたちの目をこれからのアメリカの進む道の
監視役にさせる効果さえあったのではないでしょうか。
一方で、やはり唯一の被爆国である日本が
言っていかなくてはいけないことがあると感じます。
いくつかの国だけが、核をもっていて、使わずに見せびらかすなんて
おかしい、と。
保有国の人のなかには核兵器をもっていることを誇りに思い
そのおかげで世界のバランスが保たれていると思う人も少なくないけれど、
でもこんな仕組みがいつまでも続くはずないし、
続けさせてはいけないとも思います。
NYの国連本部の見学コース、最初に展示してあるのは
広島長崎の被爆地からのメッセージなのです。
11月の訪日では日程の都合で広島・長崎への訪問が
大変難しいとされているようですが、
今回のノーベル平和賞の受賞を聞いてますます
訪問を望むのは日本人ならだれもが思うことでしょう。
核の廃絶へ。
『核が地球上から消えるまで
われわれは歩みを止めてはならない』
オバマ大統領の言葉をかみしめています。