12月27日にかけて、光や音を扱った現代アートの展示を行う
「仙台芸術遊泳2009」が仙台市内などで行われています。
せんだいメディアテークでは、
『光の航跡(こうせき)高橋匡太(きょうた)』が始まりました。
高橋匡太さんは1970年京都生まれのアーティストで、
これまで照明や映像を使い、ダイナミックで不思議な魅力の作品を
制作しています。これまでにビル全体を水玉模様にライトアップしたり
大きな映像を映し出したりもしていて、
京都の二条城や青山の国連大学でのライトアップによるインスタレーションも
行っています。
またライブでミュージシャンやダンサーと共に
映像のライブをするなど、高い評価と人気を集めているアーティストです。
その高橋匡太さんが、メディアテークの6階ギャラリーを、
広大な光の空間に変化させました。
多数の映像設置やLED照明などを、音響と連動させて
ダイナミックな視覚体験を生み出します。
ギャラリーのおよそ4メートルの高さの柱や壁、天井から吊るされたいくつものスクリーン、
そして床のいたるところへ、仙台の昔の映像と、
メディアテークに滞在して撮影した映像を走馬灯のように投影し、
空間全体を変貌させ、幻想的な世界へと誘ってくれます。
メディアテークから撮影された映像は、まるで
メディアテークに目があってその目が街を見ているような気分になりました。
そして、訪れる人に薦められる鑑賞スタイルがとてもユニークなんです!
受付でアウトドアにもっていくような折りたたみ式の
椅子を貸してくれるので、気に入った場所に椅子を置いて
そこに座ってゆっくり鑑賞できるんです。
何箇所か移動して見たのですが、ちょうど柱と壁面とスクリーンが
同時に視界に入る場所があって、つい長居をしてしまいました。
気持ちよすぎて寝ている人まで・・・気持わかります・・・癒されます・・・
そして、受付では「よかったら、感想を書いて気に入った場所の床に
ペタッと貼ってくださいね」と
『⇒』の形をした手のひらサイズのシールを渡されます。
私も名前と感想を書いて自分が見ていた場所の床に目線の方向に矢印を向けて
貼ってきました。
床を見ていくと、人気の場所が分かったりします。
時間を作ってゆっくり見て、体感してみてください。
今までにない視覚体験を味わえるはずです。
【仙台芸術遊泳 『光の航跡 高橋匡太』】
12月24日まで、
せんだいメディアテークの6階ギャラリーで開かれています。
時間は10時から夜7時までです。
ただし、光のページェントの点灯がはじまる12月12日からは
夜9時まで時間を延長して開催します。
私自身、昼間に行くことが多かったメディアテーク!
夜はあんなに綺麗なんですね!オススメ!
入場料は一般・大学生が300円、高校生以下は無料です。
(問)せんだいメディアテーク tel 022-713-4483