「にんげんだもの」・・・あぁ、相田みつをさんかぁ・・・と思ってよく見たら
「にんじんだもの」と書いてあったことがありました。
街を歩いていてふと目に飛び込んできた言葉や
どこかに飾ってあった短い言葉が心に残ることってありませんか?
今日のJ-SIDE STATIONでは詩画展をご紹介しました。
今日から美里町の近代文学館で
美里町うまれの詩画家「ひろさんの原画展~おむすびの詩特別展~」が
開かれています。
今回の原画点は、地元のニュースを中心に報道している新聞
「大崎タイムス」に連載されていた「詩画の原画を集めた展示会となっています。
「おむすびの詩」というなんともあったかいタイトルは
連載のタイトルということなんです。
原画展では、およそ60点の原画が展示されます。
ひろさんにお話しを伺いましたが、絵に添えられる言葉について
誰に言うわけでもなくて、自分自身に言っているつもりで
ふっとでてくるものなんですよ~とのこと。
すこしでもほんわかした気持ちになっていただければ、ということです。
2003年にはひろさんの詩画集「座敷おやじ」が発行されています。
「座敷わらし」ならぬ「座敷おやじ」。
ここには、ひろさんのイマジネーションが働いていて
「座敷わらし」がもし年をとり、「座敷おやじ」なるものになっているので
あれば、我々人間と同じように、心を痛め、家々を回り、人を見、
現代社会の流れに乗っているのかな?
そんな視点で書かれた詩画にはユニークだし、
やさしさとせつなさがにじんでいるし、
見た後にはぽっと、心に明かりがともるようです。
詩画集のなかで私が好きな作品は
小さな男の子が自分の前にきて自分の顔を見上げているような絵。
髪の毛はちょっと寝癖がついているのかな?
もしかしたら寝起きのスゥエットなのかな?
そのめんこ~い男の子が自分を見上げているんです。
添えられている言葉は
「少し目の高さをかえてみてください きっとやさしい心になれるはず」
まなざしが優しいですよね。
あと、
ちょっと年代物のような電卓がかかれた絵には
「たし算 ひき算で人とつきあうと だれも答えてはくれませんよ」
という言葉が。大人がはっとさせられますね。
ほんわかした気持になれたり、心に長くとどまってあなたを
励ます言葉に出会えるかもしれません。
【詩画家 ひろさんの原画展】
美里町の近代文学館で今日から29日(日)まで行われています。
時間は午前10時から午後6時まで
ただし最終日の29日(日)は午後5時までの展示です。
美里町の近代文学館はJR東北本線小牛田駅から徒歩で15分から20分
1階が町の図書館になっています。
(問)美里町 近代文学館 tel 0229-33-3030
ひろさんは今年6月に発足した
美里町物産観光協会のキャラクターも手がけていて
今回の詩画展でも立体の作品としてお披露目されます。
このキャラクターは「牛」をモチーフにしたものになっていて
名前は一般公募で今月15日まで募集されていたそうで、
まもなく名前が決まるそうです。
原画展では立体作品も10点ほど、展示されています♪