フィッシュマンズの歌のようだ
この本を手にとったとき、そんな言葉が、たしか帯に
添えられていました。
その『つむじ風食堂の夜』が映画に。
チネラビータで公開されています。
どこにもなさそうで、どこかにありそうな空間。
食堂で繰り広げられる不思議な会話。
オーケストラの奏でる音楽。
スネオヘアーがマスター役なんて。
普通の町中を主人公が走っている映像もあるのに
なぜか「食堂」と主人公が住む「アパートメント」だけは
周囲とは違う時間が流れているような。
おとぎばなし、ときどきリアル。
でも圧倒的にファンタジー。
わたしの町にある、
ちょっと気になっていたレトロな食堂の扉を
開けて入ってみたくなりました。