県内の高校では卒業式が行われた月曜日、3月のはじまりです。
春といえば、街が桜色に染まるのも待ち遠しい限り。
今年の桜の開花は全国的に平年並みか平年より早い見込みだそうで、
2月17日に日本気象教会が発表した第2回 開花予想によると
全国で一番早く桜の開花予想がでているのが福岡の3月20日。
仙台では平年より3日早い、4月9日となっています。
次の第三回桜の開花予想はあさって3月3日に発表されます。
待ち遠しい桜前線の北上に先駆けて、
仙台市の写真家大沼英樹さんによる桜の写真展が仙台市内5ヶ所で
はじまっています。
大沼英樹さんは全国を7年間にわたって桜旅を続けていて、
このほど、「お伽噺桜 OTOGIBANASHIZAKURA」という写真集を
出版しました。47都道府県、日本中の桜のある風景を
追いかけて7年間旅をしながら記録した作品の集大成です。
写真集には作品120点を収録していて
桜とともにある人々の暮らしの営みをカメラにおさめた一冊になっています。
写真集の発売と連動して、
仙台市内5箇所のギャラリーで
「大沼英樹写真展 サイタ サイタ サクラガ サイタ」が開催されています。
2月のはじめに、晩翠通りの晩翠画廊での展示が行われましたが
今日から丸善仙台アエル店の1階フロアで展示がはじまりました。
それぞれの会場すべて作品を変え、
5ヶ所とも、タイトルが違うんです。
今回は『桜色』
今朝、私もスタジオに行く前に寄り道してきました!
写真に添えられたタイトルも素敵なのでぜひ
ことばの味わいも楽しんでほしいです。
山間の家の庭に家族の分の洗濯物がずら~っと並んだ光景では
まるで桜の樹が家族を見守っているような構図にみえます。
車椅子で桜の下を散策する患者さんかな?が写った一枚の
タイトルは「元気になれそう」というタイトルがついていて。
通学路にぽつんとある桜かな?こどもたちがおどけてカメラに納まっている作品は、
「いつの時代もかわらないなぁ」という大沼さんのやさしい視線のつたわる一枚。
記憶の中にある桜の木や、
身近な桜を思い出させる写真がいっぱいです。
自分だけの"標本木"って、ありますよね。
名所・名木じゃないけど、一番さきに
「春がきたよ」って教えてくれる身近な一本の木。その風景。
丸善アエル店での「桜色」は今日から14日までアエル1階のフロアで
行われます。お店の真ん中あたり、エスカレーターのあるところです。
レジカウンターの前となります。
時間は午前10時から午後9時までです。
ひとと桜が調和したほのぼのとした景色がひろがっていますよ♪
【そのほかの展示会場をまとめてご紹介】
『桜酔い』
仙台市青葉区のニッカ仙台工場
今日から3月23日(火)まで(午前9時~午後4時30分)
『桜風』
仙台市青葉区中央のギャラリーアートキューブ
3月30日(火)4月4日(日)(午前11時~午後7時まで)
『桜雨』
仙台市青葉区一番町ギャラリーくろすろーど
5月26日(水)から6月1日(火)(午前11時~午後7時)
行われます。時間は午前11時から午後7時までです。
【一目千本桜】
大沼さんが一目千本桜を写した写真には
「あの日の思い出がよみがえる」というタイトルがつけられていました。
これは私の去年のおもいで。
早く春にならないかなぁ。