ジュリア・ロバーツの郷に入っては郷に従っているファッションは
自然体で素敵でした。
旅する映画は大好きですが、
これは気分転換に旅行にでかけるのとは違う、
自分さがしの"旅"のお話。
エリザベス・ギルバートが自らの体験をつづった
世界的ベストセラー
「食べて、祈って、恋をして
女が直面するあらゆること探究の書」を、映画化した作品です。
原題は"Eat, Pray, Love".
日本語タイトルはきっと意訳だろうと、
原題が気になっていた私の予想を裏切ってそのままでした。
ニューヨークで活躍するジャーナリストのリズが
35歳で人生をリセットするために1年間の旅に出るというおはなし。
ひとを傷つけるのもひとだけれど
ひとを癒すのもやっぱりひとなんですよね。
非現実的だし文化的な背景も違うから
おとなのおとぎ話にも思えますが、
だからこそ映画でおとぎ話の部分は楽しんで
こころに残るセリフをとどめておけばいいのだと思います。
好きなセリフや気づくセリフがいくつもあったな~
友達に『あなたを表す言葉は?』と問われ
あって『私はライター』と答えると『それは職業で
あなたを表す言葉じゃない』といわれる主人公が
言葉に詰まるシーンがあります。
前に一緒に番組を作っていた女性が教えてくれたのですが、
『わたしは●●です』の●●に入る言葉を20個見つけようとすると
最初は名前、職業、性別、生年月日などが並んで
次に好きなものが浮かんだりするんです。
そして当てはまる言葉を探していって
15個を過ぎたあたりに出てくるのがやっと内面の自分なのだとか。
わ~私はなんだろう・・・なんだろう・・・なんだろう・・・。
そんなことを考えながら映画館を出たわたしです。