仙台文学館はエントランスに向かうまでの道も趣があって好きです。
仙台文学館では新春恒例となる「100万人の年賀状展」が
1階のロビーで始まりました。
宮城県内を中心に、全国各地から集まった年賀状を600枚ほど
展示しています。
切り絵や貼り絵、毛糸などをつかって立体的なものまで
オリジナリティあふれる年賀状は見ごたえがありました。
ちなみに、過去8回の年賀状展で展示された作品も
ファイリングして2階の情報コーナーで見られるようになっているそうです。
今回は、テーマ部門として『伊達政宗に宛てた年賀状』を募集。
政宗公が詠んだ歌を引用したものだったり、その生きかたへの
憧れを綴った年賀状もありました。
また仙台の今の街並を撮影した写真をさらに加工して近未来のような
仙台の町から伊達政宗公へのメッセージを書いたものもありました。
兜の前立ての三日月や、陣羽織の水玉模様をモチーフにしたもの、
そして宮城のニューヒーロー、むすび丸をあしらったものもありました。
また、歴史ブームが垣間見られる劇画タッチの政宗公もあり、
I LOVE MASAMUNE! というものも・・・
自由部門では、心に残っている本の題名や、好きな作家や作品の
主人公に宛てた年賀状、自作の詩、短歌、俳句、川柳、絵手紙などを
募集しました。
私が印象にのこったのは自分の本棚の写真を使ったもの。
なんとなくですが、その人の好きな傾向がわかるような感じも
して、「ここに今年は何が加わるのか・・・」といった文字が添えられていて
本好きの人のわくわくした気持ちが伝わってくるような気がしました。
好きな本の装丁をモチーフにしたもの、
読んだ本に対して、ドラマ化するならこのキャスティング!という
自分なりの配役を書いている年賀状も楽しかったです。
そのほかにも、
葛飾北斎の富嶽三十六景から赤富士を貼り絵で、しかもたくさんのハガキを
組み合わせて一枚の大きな絵を描いたものもありました。
絵手紙教室の生徒さんが書いたものも見ごたえありましたし、
沖野中学校、仙台第一中学校、幸町中学校のみなさんが学校単位で
応募されていたようです。
手書きの文字はいいなぁ~というのが私の素直な感想。
味がある、とひとことで表すにはもったいないオリジナリティです。
【新春ロビー展「100万人の年賀状展」】
2月6日(日)まで仙台文学館で開催
開館時間は午前9時から午後5時まで
期間中の休館日は月曜日と1月27日。入場無料です。
そして、このblogでまだお礼を伝えていませんでした。
今年もたくさんの年賀状をありがとうございました。
いつも番組にメッセージを下さる方がわざわざハガキで、
イベントでお会いしたリスナーさんからのメッセージ、
そして時が経っても石川県からも年賀状をいただき感激しています。
メッセージを励みに、がんばります。本当にありがとうございました。
↑Date fmのHP&タイムテーブル用に書いた年賀状ですが
年賀状をいただいたおひとりおひとりへのメッセージとして
ここへも載せます。
番組を聴いてくださる方、blogを見てくださる方のお気に入り曲が
1曲でも増えるように、たくさんの素敵ミュージックをお届けしていきたいです。
わたしのホームページのトップページにいるうさぎさんです。
トップページはこちら
去年撮った中でもとびっきり好きな一枚の写真を切り貼り。
【帰り道】
文学館横の森から見えた三日月にうっとり。