東京・表参道の会場で
チュニジア大使館の石巻支援チャリティイベントがあり、
司会として参加させていただきました。
石巻在住のyukkiさんと仙台在住のCobiさんによるユニット・
Coupieの在籍する東京の音楽・映像レーベル
涼音堂茶舗さんがプロデュースを手がけていたのですが、
涼音堂茶舗さんは鳴子温泉の鳴響(なるきょう)という素敵な
イベントを作ってこられました。
こけし工人が木を削る音と音楽のセッションなど
思いつかないような素敵がいっぱいのイベント。
代表の星さんに去年J-SIDE STATIONにご出演していただき
インタビューするなかで、宮城の素敵を星さんの言葉に
教わり、そしてまたわたしはふるさとのことをもっと知りたいと
思うようになりました。
今回の震災では涼音堂茶舗さんも石巻に支援物資をおくったり
なんと温泉水を避難所のお風呂に届けるための
橋渡しをしてくださったりしていました。
"番組のような感じで”司会をしてください、と言っていただき、
司会の立場でありましたが、番組を通して感じることなども
少しお話しさせていただいたりしました。
Coupieはじめ、チュニジア人の三線奏者Bouriさん、
そしてチュニジアの伝統楽器、ウードとレク奏者の
松尾賢さんと浜元智行さんによる演奏があり、
三組によるコラボレーションもありました。
ステージには東北ゆかりの映像作家の作品が映しだされていました。
蔵王の樹氷も、川のせせらぎも。
音楽って祈りなんだな、ということを感じる演奏でした。
そもそも、旧桃生町のときからチュニジアとの交流が
続いていたそうです。
チュニジア大使館が4月に行った石巻での炊き出しの様子とともに
いま革命の真っ只中にあるチュニジアの映像も上映されました。
”自分たちも大変なときだからこそ、大変なところにいるひとを助ける”
その思いでチュニジア大使館のみなさんが動いてくださったことを
わたしはずっと忘れないでしょう。
会場におかれた石巻へのメッセージ。
あたたかい思いがあつまる場所で司会をさせていただいたことを
光栄に思います。わたしにできるボランティアのひとつが意外な場所で
素敵なご縁で与えていただきました。
会の後にはレセプションが行われました。
新幹線の時間があり出られないことを伝えると
大使館の職員の方がわざわざお料理を詰めてもたせて
くださいました。チュニジア料理はとてもおいしくてあたたかい味がしました。