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いろどり

アートの世界で活躍する友人や
取材でお会いしたアーティストの方々から
展示会のお知らせなどいただくことが多くなりました。

想像して創造する、人間に与えられたギフトだと思います。
それをあやつることのできるアーティストを尊敬します。
ひとをしあわせにしたいと思って作られたのだろうな、と思う
作品に出会うと嬉しくなります。

素敵なギャラリーのひとつ、多賀城のギャラリーシンで
"日々をつくる作品展”のお知らせをいただきました。

作品展示とあわせて、自衛隊のみなさんや、警察官、市役所の方々への
「感謝メッセージ」を短冊に書いて「七夕飾り」をつくる企画を行っているそうです。
ギャラリーらしく、色鉛筆やクレヨン、折り紙などでオリジナル七夕飾りを
作る企画。店主・米澤さんの想いが伝わってきます。

ギャラリーシンのHPはこちら

今回の出品作家のおひとり、加川広重さんの言葉が印象に残りました。

"今回の震災で津波の被害にあった地域をみて感じたことは
色彩が失われているということでした。
瓦礫や土砂、破壊された家、残された場所には単一的な
色彩しか残されていませんでした。生活に色彩が溢れているということは
自然と人の心を癒していたんだとあらためて感じました。色を
扱うものとして、人の心を豊かにしていく色彩に溢れた絵を
描いていきたいと考えています”

わたしも津波の被害にあった場所に立ったとき、
"色”と”音”をものすごく意識したんです。
そして津波の被害がなかった場所でさえ、
街行く人の服は暗い色ばかりで、お店のBGMも消え、みんな下を向いて
無言で歩いていました。異様としか言いようのない風景でした。

加川さんの巨大な水彩画をせんだいメディアテークでみて
ものすごく感動したことがあります。
そのときにいただいてきた絵葉書をずっと机に飾っています。

きれいなものを見るとひとは癒されるんですね。
多賀城も甚大な被害を受けました。
アートと地元をいっぱい愛するギャラリーシンさんの
震災後初の展覧会です。お近くの方もぜひ。

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2011年6月26日 23:43に投稿されたエントリーのページです。

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