東二番町通りと青葉通りの交差する
青葉地下道ギャラリーで
沼田佳苗さんの展覧会が行われています。
先日リスナーさんとご本人に教えていただいたのですが、
わたしも寄り道。
平日の夕方、行き交う人の坦々とした足音が響く地下道に、
風がそよぐ音や鳥の羽音も聞こえてくるような
作品が展示されていて
かなり長い時間地下道を行ったり来たりしながら見てきました。
油絵を中心に、壁画用絵の具で書かれた作品もあり
大小20点ほどでしょうか。
そして作品のタイトルにもわくわく。
『予感してた』
『となりの夢』
『頼りは幻聴だけ』
『あの緑』
『その緑』
『続かないもの以外』と題された作品は
色づかいの美しさに圧倒されました。
くちばしの長い赤い鳥が多くの作品に登場していて
その鳥を通じて世界の、はたまた夢世界のいろいろな
場所に降り立っているようなきもちに。
桜色の山々の上を鳥が花をくわえて飛んでいく作品には
『春きたー』というタイトル。
春のよろこびが満開で、桜の季節が待ち遠しくなってしまいました。
『早起きの道』にはのぼりかけの太陽と、
太陽を待つまだしぼんだままの花。
想像力を遠くへ飛ばしてくれる
時間をすごしました。
また素敵な出逢い、しちゃいました。
【沼田佳苗 展】
9月1日~9月15日@青葉地下道ギャラリー
(ダイエーと七十七銀行本店をむすぶ地下道)