絵本の「スイミー」が子どものころ大好きでした。
アメリカ、ミッドセンチュリーのグラフィックアート作家である
レオ・レオニの名作で、谷川俊太郎さんが和訳した絵本。
透明感たっぷりの絵と魚達が力をあわせてがんばる姿を
夢中になってページをめくっていました。
今年2月に、思わぬところで「スイミー」に再会しました。
染織作家の庄子葉子さんの個展で、
彼女が絵本からインスパイアされた作品を並べたコーナーのひとつに
「スイミー」の絵本と「スイミー」マフラーがあったのです。
欲しい!でも個展が終るまでたくさんの人に見て欲しくて
個展が終ってから届けてもらうことにして購入しました。
スイミーの冒険心がこんなマフラーになるなんて、
夢にも思いませんでした。その発想力に感動。
寒いのは苦手ですが、このマフラーをデビューさせられることが
寒さを乗り切る楽しみになっています。
この前、「スイミー」をもう一度読み返してみました。
そこには子どもの頃は気づかなかったメッセージが。
ひとりひとり、役割がかならずある、ということのように思いました。