ハナレグミが音楽を担当している。
それだけで映画館に足を運ぶには十分な理由ですが
見にいってよかったです。
監督・砂田麻美
出演・砂田知昭
映像作家の娘さんが、実のお父さんを撮り続けた作品。
人生を締めくくるための”エンディングノート"を実現させるため
"終活”を追いかけています。
かなしい映画をいつの頃からか避けるようになりました。
たぶん、ハナレグミの「天国さん」をライブで、アルバムで聞いていなかったら
この映画を見にいくことはなかったんじゃないかなぁ。
けれど、とても考えさせられたり、生きることの勇気をもらえる作品でした。
だれにも訪れる最期について。家族のつながりについて。
兄弟・姉妹の信頼。長年パートナーと連れ添うこと。
自分の身近にあるものと照らして、感謝したり、反省したり。
監督自身がナレーションをいれていて
「わたくしは・・・」とお父さんの一人称で語っているのも特徴ですが、
お父さんから娘へ、娘からお父さんへのラブレターのような作品だとも思いました。
仙台では、クリスマスから桜井薬局セントラルホールで公開されます。