明日の特番のため、
J-SIDE STATIONは今日が今年最後の放送でした。
まずは、たくさん情報があるなかで、
番組を選んでくださって、あるいはかわいがって
くださって、本当にありがとうございました。

パーソナリティも番組も、リスナーのみなさんに
育てていただくものだなぁといつもいつも思っています。
でも、今年ほど、それを強く感じたことはありません。

「いつものように笑って欲しい」
「笑い声が聞こえてほっとした」

そんな声に、進むべき道を教えてもらって
続けてくることができた一年でした。

それでも、今日の選曲でよかったのかなぁとか、
もっとほかの伝え方があったんじゃないかなぁとか
日々、考えて考えて考えていました。

一方で、これだけの大変な出来事がありながらも
リスナーさんや身近な人たちがかけてくれる言葉や
みんなが助け合う姿や
見ず知らずの誰かの親切、
そして音楽に、たくさんの希望をもらった一年でもありました。

ことし、私たちを支えてくれた
「絆」の力。
目に見えない、信頼のおける尊いものに気付きました。

これから絆を深めていくものは
相手の気持を、立場を想像する力のような
気がしています。

想像する力が足りなくて、
お叱りを受けることがあるかもしれませんが、
考えることを絶対にやめず、
来年もリスナーのみなさんに教えていただきながら、私も
番組も歩んでいきたいと思っています。

井上さんが、いつもオンエアの中で言っていたことに、
『それぞれのスピードで、一歩一歩』という言葉があります。

それはきっと来年も変わらないと思います。

現実に目を向けながら、同時に夢を描く努力をしながら、
一歩一歩、それぞれの歩幅で歩いていきたいですね。

みなさまにとって2012年が心おだやかな一年でありますように。

ラジオと音楽はいつもそばにいます。
来年もよろしくお願いします。