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ポテチ

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伊坂幸太郎さんが、震災後自分にできることは何か、
地元の人たちが元気になることはと考え
「アヒルと鴨のコインロッカー」「ゴールデンスランバー」の
中村義洋監督にオファーして、動き出した映画、「ポテチ」。
音楽を「フィッシュストーリー」「ゴールデンスランバー」と
タッグを組んできた斉藤和義さんが担当しています。
夏には撮影がはじまり、4月には仙台先行上映が
早くもはじまりるというのですからそのスピードに本当に驚きます。

今夜、「ポテチ」試写会が行われました。
映画がはじまった瞬間から、おなじみの場所が目にとびこんできました。

わたしも勾当台公園で撮影のクルーがいるのを遠目に見たりしましたが、
撮影中には”俳優さんとラーメンやさんであった”など、目撃情報もときどき
聞いたりしました。宮城のひとたちがいろいろな思いをかかえながら
過ごした2011年に、隣で作られていたような一本なのだと思います。
原作は中短編集「フィッシュストーリー」に入っている1編であり、
もちろん震災前に書かれているものですが、
こんな素敵なメイドイン仙台の絆の物語が全国で公開されると思うと
うれしくなります。

68分というあまりないサイズの映画。
短い中に、伊坂作品ならではのちょっとクセのある愛すべき人たちと、
ウイット、そしてじんわりと感動が広がる作品でした。

番組の中で、近々中村監督へのインタビューをお届けすることができそうです。

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2012年2月 8日 23:42に投稿されたエントリーのページです。

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