富士山があってお茶の名産地。
静岡は日本中の人が青空の中にそびえ立つ富士山の勇壮な姿と、
緑の広大な茶畑を思い浮かべると思います。
代表的なものだけで、こんなにも色鮮やかな景色が浮かぶ県も
そうないかもしれません。
旅先では、観光案内所を訪れるのが好きです。
聞きたいことがあってもなくても、とりあえず入ってパンフレットを
眺めたり、案内所の人と話をして、土地のアクセントを聞いてみたりします。
それに、もし、私が観光案内所に勤めていたとしたら、
入ってきた人をみて、聞かれること以外に何をおすすめしようか
考えると思うので、わたしにはどんなことをおすすめしてくれるのかなという
期待もあります。
観光案内所の女性は、静岡市美術館のパンフレットを見ていたわたしに
割引サービスのあるマップを手渡してくれました。
そのほかにも、静岡おでんが食べられる場所やお茶カフェ、
ちびまる子ちゃんランドについて(気になっていました!)も聞きつつ、
時間と天気と相談して、最初から行きたかった場所に決定。
静岡駅から延びる地下道からつながっている葵タワーの3階にある
静岡市美術館。美術館をはさんで下に飲食店やショップ、上にオフィスが入っていて
美術館は2010年5月にオープンしたそうです。都市型の美術館。
まっしろな館内に流れる静かで凛とした時間のなかに、
ほっこりな、ロゴ。
でも中に入ると企画展はエキセントリックで刺激的。
『森村泰昌モリエンナーレ まねぶ美術史』
キャプションにある森村氏のシャープなのに遊んでることばたちに
心臓が右に左に、斜めに上に突き動かされるよう。
あ〜ここがどこか分からなくなります。楽しい〜。
ショップスペースには、”富士山”モチーフの、キュートグッズも並んでいました。
富士山カードに、富士山ティー(いいとこ取り)に、富士山コースター…
あっという間に買い物カゴの中にたくさんの富士山が。
夜は、ホテル近くのスクランブル交差点で待ち合わせをしたのですが、
横断歩道のメロディーは♪あたまを雲のう〜えに出ぁし〜
そう、小学校の時にうたいましたね、「ふじの山」でした。
そして夕食はおいしい蕎麦会席をごちそうになり(静岡はそばどころでもあるんですって!)
安倍川餅meetsずんだ…まるで静岡との出会いを喜び、すっかりなごんでいる私のよう(!?)
そして、赤提灯に誘われて・・・青葉横丁で・・・
念願の・・・
静岡おでん!!お店によっては静岡を「しぞーか」と書いてました。
~静岡おでんの5箇条(静岡おでんの会より)~
●黒はんぺんが入っている。
●黒いスープ(牛すじ)
●串にさしてある
●青のり・だし粉をかける
●駄菓子屋にある
味のしみた黒はんぺんが絶品!
静岡の人にとってはんぺん=黒はんぺんなのだとか。
魚のすり身を楕円形にしたもので、厚さは一般的な笹かまくらいです。
ダシ粉(鰹節の粉)と青のりをたっぷりかけていただきます。
生まれも育ちも静岡というお店のお母さんが、ゆっくりほんわかしたおしゃべりの中にも、
テキパキとはりきってたくさん出してくださったので、
お持ち帰りのパックにしていただいて次の日の朝食も静岡おでんになりました。
そして、この旅の一番の目的、
お茶にまつわる出会いもたくさんあったのです。
今年の八十八夜は5月1日。
八十八夜をはさむかたちで
J−SIDE STATIONでは4月30(祝・月)〜5月2日(水)までの3日間
おいしいお茶の話をします。香りまで想像していただけるように。
ちょうどティータイムなので、ぜひ緑茶と一緒にきいてください。
ちなみに、こーんな体験もしています♪
↓↓↓↓↓
チャコ茶娘になるの巻。
スイッチ入っちゃいました(笑)