若葉の美しい鳴子温泉郷で開催された音楽イベント
鳴響(なるきょう)に足を運びました。
鳴子温泉名物のこけしを削る音と楽器のコラボレーションが
あったり、想像力を遠くへ飛ばしてくれる時間でした。
イベントには東京など首都圏からも多くの参加者が来ていて、
地元の人たちとの会話を楽しんでいたようです。
私も、足湯で、お土産やさんで、そして温泉の中で
本当にたくさんのひとに話しかけられました。
主催者の涼音堂茶舗・星さんのお話で印象的だったのが、
「風土」という言葉。「鳴郷」は「風土」のイベントであるという
お話です。なんでも、「風土」という解釈には
風のひとと、土のひと、つまり、風のように通り過ぎていく
旅人と、その土でいきる地元のひと、という意味合いがあるそうです。
そんな「風土」のひとびとが、同じ時間を楽しむイベント、季節。
復興へ歩を進める東北にとっても
キーワードなんじゃないかな、と
人々の笑顔の中で思いました。
たとえば、番組でも
”風のひと”が足を運びたくなるような情報も、
”土のひと”がそうなんだよ、そこがすばらしいんだよ!と
うなずいてくださるような話題もお届けしていきたいものです。