ピンク色のバラも、庭で大きく花を咲かせています。
多賀城で、イングリット・フジコ・ヘミングさんの
コンサートにでかけてきました。
”震災できずついた すべてのひと、どうぶつたちに”という趣旨の
チャリティーコンサートで、ロビーでは
津波の犠牲になったどうぶつたちの思い出や、
飼い主に届けるために画家たちがその命を絵の中によみがえらせた
絵画展も開かれていました。絵画展にはたくさんの画家・絵本作家、
イラストレーターが参加しています。どの絵も、本当にどうぶつたちの
命が宿っているように感じました。飼い主さんにとったら、どれだけ
そのまなざしに思い出を重ねるのでしょうか。
いまも深い喪失感の中にある方々が
アートの力とそれを届けたかった方々の思いによって、そして消えることのない
あたたかな思い出の中から癒やされる力を見いだしていただけたらと願わずには
いられませんでした。
コンサートは組曲「展覧会の絵」やフジコさんの芸大時代のクラスメイトが
作曲したというレクイエム、そしてフジコさんの代名詞ともなった
リストの「ラ・カンパネラ」「ためいき」などが演奏されました。
クラシックは解釈が難しくて、フジコさんの演奏に関しても
本当にいろいろな方が意見されていることを知っています。
子供のころ、一緒のピアノ教室に通っていた幼なじみを今日はさそってみました。
ふたりとも、時々目を閉じて、次々にうかんでくる色と景色の中で
体の中に川がさらさらと流れていくような気持ちになりました。