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閖上の記憶

シロツメクサの花言葉は「約束」「私を思って」。
わたしが「閖上の記憶」に伺った時にはあたり一面、
シロツメクサでいっぱいでした。
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4月22日に、ちょうど閖上中学校の入り口、
めぐみ保育園の跡地にオープンした「閖上の記憶」。

閖上中学校に建立された慰霊碑の清掃管理やお参りされた方の
記帳場所を作るというのが最初のきっかけだったそうです。
そして、多くのものが失われた閖上で、訪れた人が立ち寄ることができる場所
という役割を担いたいというのも設立の思いだそうです。
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中に入ると閖上に関する映像資料や写真が展示されているのですが、
いちばん目をひくのは小学生が作ったジオラマです。
実際に目にすると、とても心動かされて、長い時間そこから動けませんでした。

今日のオンエアの中で、「閖上の記憶」を運営する
特定非営利活動法人地球のステージの
心理社会的ケア専任スタッフ、林さんにお話をうかがいました。

ジオラマは林さんたちスタッフのみなさんが活動を続ける
子どもたちの心のケアを目的としたワークショップの中で作られました。

「震災前の閖上」「あの日覚えていること」「未来の閖上」の三つの
ジオラマがあります。

「震災前の閖上」には子どもたちの思い出がいっぱい。
「あの日覚えていること」では、見たことを作品にすることで
吐き出す効果があると伺いました。
そして「未来の閖上」には、子どもたちの夢とアイディアがいっぱい。

キャプションを見ると、
”コンビニは2階建て”だったり、”未来の小学校は高くてむてきで
お城みたいなセレブな学校”だったり、
”閖上タワー”なるものは500メートルの高さがあり屋上から避難できるように
なっています。

”子どもたちは、未来である”、ジオラマを前にして心からそう思いました。
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私が伺ったときも地元の方がいらっしゃっていて
震災当日のことを、スタッフの方に話していました。

閖上地区のひとつの拠り所になっていく場所だと思います。
■□■『閖上の記憶』■□■

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2012年7月10日 23:43に投稿されたエントリーのページです。

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