100以上の、楽器または楽器じゃないものを楽器として
鳴らしあやつるマルチプレーヤー、トクマルシューゴ。
以前行ったカフェライブでは開演前にステージ近くまで歩み寄り、
果たしてどんな楽器が置いてあるのか、見にいったことがありました。
ギターにウクレレ、トイピアノに鍵盤ハーモニカ、スヌーピー柄のドラムセット
空き缶のようなもの、木製の笛のようなもの、そしてホース…?
まるでいたずらっ子がおもちゃ箱をひっくり返して
そのままにしておいたようなものまでが、ステージの上に
あったのを記憶しています。
今夜、開演前の薄暗いdarwinで、後方から目を凝らすわたし。
これほどまでに楽器の種類にわくわくするのも
トクマルシューゴ率いるバンドならではです。
今回はご本人含め6人編成でのステージでしたが、
本当にそれぞれがマルチプレーヤーだからこそ鳴らせる音。
予想をはるかにこえて次々に繰り出される楽器や楽器的なものを
見ていると、このバンドの機材車はすごいことになっているのだろうな…
なんてことまで考えてしまいます。
これだけ音がつめこまれているのに窮屈どころかとっても自由!
リズムにのってハンドクラップしたらもう、
このたのしい楽団に自分も入っているような気持ちです。
”今日は椅子席で…小学校の卒業式みたいな感じですね…”
素朴なMCもまた楽しみのひとつであり、
メンバー間の無茶ぶりもお客さんが拍手でもりたてます。
カバー曲はトクマルさん自身年代ではないと思いますが、私は
キッズソングコーナーで培ったバックグラウンド(?!)でにやり!
スキップする、ふりかえる、ウィンクする、はしりだす、跳ねる!
体で表現するならこんな感じかも。
楽器が嬉々として鳴っているように聞こえるんですよね。
トクマルさんのギターも大好き!
以前何かのインタビューで夢日記をつけていると言っていた
トクマルシューゴさん。その夢の続きのような曲たちなんでしょうか。
夢の中をのぞいてみたいです。
夢見るまで、このCDが誘ってくれます。
今夜手にいれた会場限定のCDに
おさめられているのはバンドメンバーのそれぞれのソロワーク。
素敵に決まってますね〜。わくわく。