もろこし
開けてみて”わー(母と二重唱)”。
もろこしの”なまはげ”が色違いでいっぱい。
秋田銘菓です。
”見た瞬間、こけし好きの庄子さんが浮かんだの”と、
石垣さんからいただきました。
なまはげも、もろこしになって並ぶと
こんなにも愛らしく。
開けてみて”わー(母と二重唱)”。
もろこしの”なまはげ”が色違いでいっぱい。
秋田銘菓です。
”見た瞬間、こけし好きの庄子さんが浮かんだの”と、
石垣さんからいただきました。
なまはげも、もろこしになって並ぶと
こんなにも愛らしく。
震災によって両親、または一人親を失い、
震災孤児となった子どもは126人いるそうです。
そしてその震災孤児を支援する活動をしている
JETO(ジェット)みやぎを20代・30代の力でサポートしていこうという
交流会が古川で開かれ、わたしもスタッフのひとりとして参加しました。
毎回、事務局長の野川さんのお話には聞き入ってしまいます。
ひとりひとりを訪ね、地道な活動をされている中で
出逢ったお話、保護者の方が話してくれたことを
この場でシェアしてくださいます。
今夜は6歳のお子さんのはなしが心にのこりました。
”夢でおとうさんとおかあさんが川のむこうにいて
こっちに来るなといっていた”とおじいちゃんに
言ったのだそうです。
JETOみやぎでは震災孤児となった子どもたちが
20歳になるまで支援していくことを決めています。
いま最年少が3歳。
継続的な支援のために、知っていただくことが
まず必要と思います。ここにHPをご紹介します。
ひなまつりの3月3日は
毎年子どもの頃のひなまつりを思い出します。
わたしの友達と妹の友達あわせて10人くらいで
雛壇を囲んでパーティーをしました。
パーティーメニューというとピザとか
ハンバーグとかなんでしょうが、
”みそおでん”だったり”手巻き寿司”だったり
子どもにしては渋いメニューだったような思い出が
あります。それでもみんなが家に来てくれると思うと
わくわくしたものです。
これぞ、元祖”女子会”ですね。
子どもの頃、最もよく遊びに行った幼なじみの家の
おばあちゃんが天国へ旅立たれました。
まだ慣れないランドセルを背負った背中を
毎朝見送ってくれたし、遊びに行ったときには
お菓子やお漬け物を出してくれて
一緒にお茶のみしました。
学校であったこと、道でみつけたもの、
飼っていた小鳥のはなし、隣の家の猫のはなし…
いつもニコニコと、そして今思うと少しオーバーに
驚いてくれたりしながらたくさん
話を聞いてくれました。
わたしも尊敬するおじさんおばさんと優しい孫たちに
ずっとたいせつにされたおばあちゃん。
おばあちゃんの丁寧なくらし方がご家族に引き継がれているのが
何より素敵だと思います。
きっとゆっくりした足取りで、ニコニコしながら
天国へ歩いてゆかれたのだと思えます。
わたしにとっても、おばあちゃん自身がふるさとの景色だと
きょう本当に思いました。
たくさんお世話になりました。どうぞ安らかに。
3月最初の中継は山元町から。
ほっき飯やいちご直売所ののぼりは
見た目にも春を告げてくれるもの。
町を走れば、ひとつずつ復活してほしいと強く願います。
今日は、去年6月に電話でお話を伺った
施設長の田口ひろみさんがいらっしゃるかしらと
山元町体育文化センターの隣にある『工房地球村』へ行ってみることに。
『工房地球村』は障がいのある方の働く施設であり
地域の方とのコミュニケーションの場でもあります。
さらに『いちごものがたり』というプロジェクトでは
”いちごの復興は山元の復興!”を合言葉に
まだいちご栽培ができなかった時から
山元のシンボルであるいちごやりんごをモチーフにした
アイテムを作り、県内外で販売してきました。
田口さんにお話を伺ってみたいと思ったのも
『いちごものがたり』のアイテムの数々が
とてもかわいかったことがきっかけでした。
その復興への思いがつまった『いちごものがたり』の商品も並ぶカフェが
工房地球村の敷地内に去年11月にオープンしたんです。
名前は『カフェ 地球村』。
りんご型のかわいい時計がかけられた店内は
まだ新しい匂いがしました。
2人掛けから4人掛けのテーブル5つとカウンターのある
トレーラーハウスを改造した長方形の店内。
一角には『いちごものがたり』の商品も並んでいます。
この場所はコミュニティカフェという位置づけを
めざしてオープンした場所で、
”地域の方々がほっとできる場所を提供したい”という思いで運営されています。
仮設住宅では集会所でお茶のみする女性たちに比べ
男性がひとりで孤立しがちであるという現状も一部で
あるそうなのですが、田口さんによると
男性のお客さんにも親しんでいただいているようです。
地域で暮らす方々の出会いの場所にもなっているんですね。
そして震災後にボランティアで山元を訪れたり
新たに縁ができたひとたちが帰ってくる場所にもなったら、
とおっしゃっていました。
カフェ地球村のいまのおすすめは『アップルパイ』!
これからいちごのメニューも登場するのかな?
コーヒーカップもかわいいと思いませんか?
カップの下のソーサーにも山元町ならではのイラストが書かれているんです。
ぜひ、お店で見てみてください♪
■□■カフェ地球村■□■
亘理郡山元町真庭字名生東75-7
(工房地球村の敷地内にあります)
http://kobo-chikyumura.com/
営業時間:午前10時~午後3時
休業日:日曜・月曜・祝日
TEL:0223-37-0205
つづいてやってきたのは
去年11月に『夢いちごの郷』でお会いした
『夢いちごの郷生産組合』組合長の菅野孝雄さんのいちごハウス。
いちごのシーズンになったらおじゃまします、
という約束をしていたからです。
菅野さんのいちごハウスは
震災前に『夢いちごの郷』と観光農園のあった場所に
建てられました。
震災後は角田などで一時いちご栽培をしていた菅野さんにとっても
元の場所に帰ってきたのです。
海岸から国道6号に向かってくる海岸工事の
大型トラックと何台もすれ違いながら、
海岸から直線距離で1.5キロほどの場所に
進んでいくとありました、大きなビニールハウス!
目印はこの『いちご看板』!
この看板が菅野さんのいちごハウスに連れて行ってくれます。
およそ50メートルのいちごの列が45列も
ずらっと並ぶ大きないちごハウス。
温度は19度。ぽかぽかのハウスでおいしそうないちごが!
菅野さんが平成13年から取り組んでいるという
『高設(こうせつ)栽培』は
水分や栄養分を機械で管理して
培養土のプランターに植えられたいちごに届ける栽培方法です。
この方式が塩害の残る山元町でいちご生産を復活するために、
今整備の進むいちご団地でも取り入れられます。
地域の先駆者としても菅野さんの役割はますます
大事になってくるのでしょうね。
菅野さんのいちごハウスでは『完熟いちご』を
食べてもらいたいというこだわりのもと、
いちご狩りは週末と祝日のみの開催になりますが、
本当に、甘い!
いちごファンの庄子からいちごファンのあなたへ
自信をもっておすすめします!
■□■夢いちごの郷 いちご狩り情報■□■
入園時間:土日祝日の午前10時~午後3時
入園料:2月上旬~ゴールデンウィークまで
大人1500円/小人700円
ゴールデンウィーク~6月中旬
大人1300円/小人600円
問:夢いちごの郷 TEL0223-37-1115
※いちごハウスの場所は山元町高瀬字北沼71です。
この住所をカーナビに入れるか、
現在の夢いちごの郷は国道6号沿い、
山元町浅生原字下宮前94-1にありますので
夢いちごの郷でいちごハウスの場所を
聞いていただければと思います。
シージェッター海斗も見守るJR石巻駅前。
試運転のニュースも流れていましたが
JR石巻線は3月16日(土)に
渡波と女川町の浦宿の間の列車運転が再開されます。
沿線の期待を背負っての再開です。
そして同じく石巻線は
3月23日(土)の石ノ森萬画館
リニューアルオープンに合わせて
新たに『石巻線マンガッタンライナー』が運行されますが
石巻線を走るマンガッタンライナー、ぜひ乗りたいです。
女性誌に付録ができてから数年経つでしょうか。
似たようなエコバッグやポーチが家に…。
そろそろ付録ありor なしを選べる時代に
なってもいい気がしています。
ここ1年ほどで見つけた中で、
好きだなぁと思うインテリア雑誌。
おまけはFroschの洗剤でした。
これは、嬉しいおまけ。
ミニトマトのコンポート。
こんなかわいいデザートがついていて
嬉しくなっちゃいました。
サービスエリア・パーキングエリアの
グルメ情報を今月毎週木曜日にお届けしていきます。
今日は長者原サービスエリア下り線のレストラン。
とっておきグルメとしてご紹介いただいたのが『伊達な故郷(ふるさと)はっと御膳』。
『ふるさとの味、再発見』をテーマにして開催された
『NEXCO東日本 第7回新メニューコンテスト』のために生まれたメニューなんです。
もちろん中心にあるのがはっと汁。御膳は全27品目、宮城県産のものなんですって。
おにぎりは大崎産のひとめぼれと古代米。
テーブルであつあつをいただける鮭の奉書焼きは南三陸産の銀鮭のまわりに登米産の舞茸、
大崎産のたまねぎやミニトマト、なす、ねぎ、かぶ、
栗原産のかぼちゃと彩り美しい!
凍り豆腐と牡蠣のグラタンも絶品です。
そしてデザートが写真のコンポート。
まるで旅館のお膳のようですが、これで税込み1500円。1日20食限定です。
ドライブの思い出のメインになっちゃう御膳だと思います。
ファミリーで、仲間で、味わってみてください♪
気仙沼の美味に感謝。
浜市(はまいち)水産で試食させてもらった
遠藤商店の濃厚な、ふかひれスープ。
店主の村上さんが”試食した人の9割はお買い上げかなあ”というのも納得です。
私もおみやげに買って、家族にふるまいます。
そういえばお店では中継終わりで村上さんの奥さんが手作りの
”あざら”をごちそうしてくださったのですが、これまた美味しかったです。
以前、さかなの駅で聞いた”あざら”。
気仙沼の家庭に伝わる郷土料理で白菜の古漬けと魚のあら、
そこに酒粕を入れて煮たもの。
もっと塩辛いのかと思っていたのですが、
ま~ろ~や~か!!
冬を迎える前につける白菜は
春が近づくにつれて酸っぱさを増しますが、
その白菜の漬け物を利用した
アイディア料理でもあります。
まさに、気仙沼に春を告げる味なんですね。
すっかり、あざらファンにもなってしまいました。
風の冷たい午後でしたが、
輪王寺へ行ってみることに。
友達の思いつきで決まったプランだったので
北四番町あたりから北山まで歩いていきました。
階段をのぼり、お庭にたたずむと、
とても気持ちが落ち着くようでした。
震災から2回目の3月11日を迎えました。
生放送中の2時46分は勾当台公園で東の方角へ向かい黙祷しました。
中継で沿岸部の街へ行くことも多いのですが、
短い時間の中でどれだけ伝えられているのかと思うと
正直、その場所に気持ちを置いてきたまま帰路に就くことが
多い日々です。
今日をむかえ、問題はむしろ一年前のきょうよりも深刻に
なっていると感じます。
原因は復興計画の遅れです。
せっかく土地を借りプレハブの店舗で再開したのに
かさ上げでまた移動しなくてはならないひと、
復興仮設商店街を出て自力での再建を目指したものの
当てにしていた支援を得られず身動きできなくなっているひともいます。
スピードアップして、痛みに寄り添う復興計画が前へ前へ進んでいきますように。
あきらめないと決めたひとたちを、あきらめさせるようなことを
しないでほしいと思います。
安心して生活を送れる住まいをもつことはひととして基本です。
それが遠くにあるひとも多いことを思えば
まだまだ沿岸部は”非常時”の中にあります。
ラジオ人として発信する立場でありながら、
この2年、ひたむきなひとの思いに私自身
照らされてきました。
今日は祈りの日であり、復興につながる一日です。
明日からもこころの手をつないでください。
いっしょに、ほほえみの明日へ歩んでいきましょう。
東日本大震災で亡くなられた方々へ
謹んでご冥福をお祈りいたします。
そして、たいせつな方を亡くされた方のこころが、
その方とのあたたかい思い出によって
少しずつ少しずつ、どうか癒やされていきますように。
石巻市中央。
旧北上川に架かる内海橋からほど近いところに
素敵なお店がありました。
虹色キャンドルが似合う。
オーナーの榊さんは制服や婦人服を扱う
洋品店を営んでいましたが、
震災後隣の旧店舗でコーヒーショップをはじめ、
そして去年”Coffee shop Roots”をオープン。
洋服も販売していますが、
以前のセレクトとはがらっと変わって榊さんの好きなものがいっぱい。
The Greatful Deadのロゴやジェリー・ガルシアの
ポスター、デッドベアもいっぱい。
ライブもできるようにとスピーカーやアンプも店内にありました。
オープンは午後4時。
”洋品店”と聞いていた私にとっては驚きがいっぱいのひととき。
そしてお店にあるものひとつひとつ見ているとあっという間の時間でした。
旅立ちの季節。
お世話になっている方が東京転勤に。
ファミリーでのお引っ越しは
奥様とお子さんたちも大好きなわたしにとって
さみしい限りですが、また仙台に戻ってこられる日をたのしみに。
わたしもその頃に成長してお会いできるように!
たのしく、いっぱい話してわらって
いってらっしゃいの会。
こんなコース、ホワイトデーにもぴったり。
今月は毎週水曜日に高速道路のSA,PAからグルメ情報を
お届けしていますが、
今日は長者原サービスエリア上り線レストランの
『四季ごよみ~彩路季(さいじき)~one's hometown MIYAGI』を
ご紹介。
このメニュー、『ふるさとの味、再発見』をテーマにして
開催された『NEXCO東日本 第7回新メニュー
コンテスト』で全47品の中からグランプリに選ばれたんです。
表彰式は先週行われたばかり。
なんとこのメニュー、
前菜、メイン、デザートと3回に分けてサーブされます。
SAでコース料理なんて・・・驚きの連続でした。
おかわりしたくてたまらなくなるほど美味しい
『地場産きのこのスープ カプチーノ仕立て』。
お肉は『新生漢方牛塩麹漬けの燻り焼き風
バルサミコソース 蔵王のへそ大根と旬野菜添え』。
蓋付きでテーブルに運ばれ
蓋をとると、燻り焼きのいい~かおり!!!
そして『十六穀米コロッケ』は上にぱりぱりに揚げた
ジャガイモの傘があり、
その上にきのこのスープをかけてくずし、リゾット風にしていただくんです。
ジャガイモの部分は茅葺屋根をイメージしているんですって。
郷土食品を調べていくうちに発酵食品が多いことに着目して
お肉や野菜の塩麹での味付けもあります。
デザートはいちごが中からでてくるフォンダンショコラと
岩泉フローズンヨーグルト。
彩りに感動、香りにわくわく、食べてうっとり。
五感で楽しめるとっておきメニューでした。
これぞ、グランプリの味。
放送の仕事をしている以上
”絶対○○”とは言えないのですが、
このblogでは言っちゃいます…絶対、驚くはず!
この味・こだわりで、この値段は信じられません。
■□■四季ごよみ~彩路季~one's hometown MIYAGI■□□
1480円(税込み)1日20食限定
※予約することができます。
先日、ドキュメンタリー映画
『犬と猫と人間と2 動物たちの大震災』監督の宍戸大裕さんを訪ねました。
以前にも電話インタビューで番組にご出演いただいたことがありましたが、
あらためんて震災後いてもたってもいられず
地元に戻った宍戸さんがドキュメンタリー作品を
とることになったいきさつや撮影中のお話など伺いました。
実は先月一度アポイントをとらせていただこうとしたのですが、
”牛の世話がありまして…”という驚く答えがかえってきました。
もちろん、牛の命にかかわることですから
またの機会にお話を伺わせてください、
とそのときは電話を切ったのですが、
実は映画が完成したいまも撮影で出会った
福島県・浪江町の牧場に定期的に通い牛の世話をされている宍戸さんです。
津波でペットを亡くした方が
映画の中にもでてくるそうですが、
”自分のせいで亡くなってしまったと思い詰める日もあるが、
あたたかい思い出を思いだすことで立ち上がろうとする”
飼い主さんの様子が映し出されています。
また福島の警戒区域に取り残された家畜、
犬や猫には子孫が生まれ、
人間を知らない犬猫たちの姿が映っています。
動物たちの姿から考えること、感じるものがたくさんありそうです。
先行上映会が多賀城と石巻でも行われましたが、
5月に東京・渋谷のユーロスペースで公開され、
その後順次公開されます。
県内での公開も待たれます。
eastern youth吉野さんの弾き語りライブ@SENDAI KOFFEE CO.
outside yoshinoとしては東北初でした。
吉野さんの傍らにはウイスキーの瓶。
思わず近くのお客さんが”作りましょうか?”なんて
聞いちゃうほどの距離でした。
どこでも弾き語りできる!というくらいの
ミニマムなシステムをもって現れ、煮えたぎる歌を。
アンコールは『しっとり系』か『地獄』か選べるよ、
と言われ、そこかしこから『地獄!』との声(笑)。
夜明けの歌が、頭の中で鳴っていて、
すごーく素敵な気分で定禅寺通りを歩いてます。
春物コートでもよかったくらいの、よる。
仙台駅では3月16日のダイヤ改正にあわせての
イベントが開かれていました。
はやぶさは320km運転を開始、
東京−新青森間は2時間59分で結ばれます。
ブロックでつくったはやぶさ。
ちびっこにも大人気です。
そして秋田新幹線は
「スーパーこまちデビュー」がデビュー。
先日スタッフルームに入ったら
スーパーこまちのパンフレットを
だれかが置き忘れてる!いらないなら欲しい!と
思ったら実は石垣さんがわたしのために
置いて行ってくれたものでした♪
ヒーローっぽいお顔立ち。
はやぶさのデビューは2011年の3月5日。
JR東日本では14年ぶりのフルモデルチェンジという
東北新幹線E5系「はやぶさ」のデビューに
仙台駅も沸いていたわけですが、
その6日後に震災が起こり、45日後に仙台まで
運転を再開しました。待ちに待った大動脈の復活でした。
歩いている途中にその”雄姿”を見た時は
まわりのひとに『走ってますよ、新幹線!!』と
声をかけまくって歩きたい気分だったことを
覚えています。
ルックス自体が好みですが(しゅっとしてるし!)、
はやぶさ好きには
なんだかそんな思いが重なっているのです。
そして昨日、JR石巻線の渡波から女川町の浦宿までと
常磐線の浜吉田駅-亘理駅の運転が2年ぶりに再開されました。
沿線の期待を背負って、待ちに待った再開です。
地球儀みたいなライトのある喫茶店。
ほっとしたい時も、いい気分のときも、
とにかくぼーっとしたい時も。
地球儀を眺めているのが好きです。
入学シーズンにむけて”地球儀特集”なんて
見かけますが、いまどきの地球儀はすごいですね。
しゃべる地球儀はもうすでに市民権を得ているのかな。
星座が映し出されるもの、ライトになるもの、
スケルトン地球儀、インテリアとしても素敵なもの、アンティーク調。
地球儀のビーチボールなんてなつかしくていいですけどね。
東松島市矢本運動公園内の『えんまん亭』に
おじゃましました。
野蒜でお店をされていましたが、震災後
こちらで奥さんとお店を再開されました。
ご主人の遠藤惣之助さんのお話からは、
『お客さんに喜んでもらえないとね』という言葉が
何度も飛び出します。
名物の”あさりラーメン”はご覧のとおり。
あさりがいっぱいで麺が見えませーん!
あさりの風味がとけ出た醤油ベースの澄んだスープに
ストレート麺。スープで煮たあさりにも味がしみています。
これから、えんまん亭のメニューの彩りは
海の復興次第。季節のメニューを味わいに
また必ずおじゃ まします。
■□■えんまん亭■□■
東松島市大曲字堺堀13-5(矢本運動公園内)
こんなにたくさんのGODIVAが我が家の門を
一度にくぐったことはかつてあったでしょうか!!
いただきものの、アイス。
どれにしようか…迷って迷って…一度冷凍庫に戻します(笑)
肌寒い一日。留守番をしています。
ありあわせでピザをつくりました。
チーズはトースト用のとろけるチーズを
細かく切って。
細かく…細かく??
こういうところに大雑把さがでるのですが。
休日に必要なのは、生地をこねながら
頭をからっぽにする時間。
能登半島地震から今日で6年。
残念ながら女性お一人がお亡くなりになり、
およそ2400棟が全半壊という大きな被害をもたらしました。
自然に生かされ、自然と共にしか生きられないわたしたち。
あらためて防災への備えと、
減災のための知識を近くのひとと分け合う日に
しなくては、と思います。
2007年当時、4月になってリスナーのみなさんに募った
桜のメッセージをもって被害の大きかった
門前町の小学校の体育館を飾りに行きました。
入学式に間に合わせようと急に募ったにもかかわらず
桜の大木が何本もできるほど、あっという間に
みなさんの想いがつまったメッセージで
スタジオとロビーのテーブルがいっぱいになったのを
いまでも覚えています。
共に飾りに出向いた方が先週、久しぶりに連絡をくださり、
”あの時の一年生が今日卒業するよ”と
教えてくださいました。
どんな6年間を送って、春からどんな中学生活を送るのかな。
6年前、傷ついた街の中でピカピカのランドセルは
街の希望そのものだったと思います。
いま、わたしは能登の強くやさしい方々と、
沿岸部の復興地で生きるひたむきな方々を重ねています。
『ぺラルゴニウム』というそうです。
しかも、エンジェルアイズという品種のもの。
花びらの濃淡の違いが可憐さを際立たせているように
思います。
ひとつひとつの花は小さいのですが、
鉢植えいっぱいに咲くととてもあざやかなんですって。
日差しはたっぷりなのに
まだ風は冷たい午後に。
桜を待ちながら、いただきものの
さくらカステラ。
ふわっと桜が香ります。
大宮エリーさんの個展『思いを伝えるということ』展が
せんだいメディアテークで開かれています。
触れる、感じる、仕掛けがいっぱいのインスタレーション。
歩を進めると詩だったり、ときどきつぶやきのような
言葉に会うことができる展示になっています。
思ったことを伝えよう、せっかく思ったことを伝えないと
”なかったこと”になってしまう。大切な気持ちはきちんと
伝えよう、そんな思いを展示しているのが今回のコンセプト。
映画監督であり、作家であり、脚本家であり、CMプランナーであり。
たくさんの肩書きを持つ方だけれど、同時にどの肩書きにも
おさまらない『大宮エリー』さんというジャンルなのだと思ってしまいます。
言葉のプレパラートが私はとても好きでした。
いくつもあるプレパラートから一つを選び
顕微鏡でのぞいてみる仕掛けです。
顕微鏡なんて、プレパラートなんて
触るのも何年ぶりでしょうか。それだけでわくわく。
そして顕微鏡をのぞいてそこにあったひとこと。
これが私が引き寄せた言葉だとしたら、
いい言葉に出逢えました。
『思いを伝えるということ』展の渋谷での開催のとき、
東北から来たひとが多く、その方々から地元での開催を
望む声が多かったことも今回の仙台開催のきっかけになったそうです。
あたりまえは何もない、今は二度とない。
それを2年前、思い知ることになりました。
だからこそ、いま”思いを伝える”とは。
もしこの個展がスーパーポジティブな人から発信されていたら
これほど響かないのだと思います。
”元気がないときは電話にでないタイプだった”と
インタビューで言っていたエリーさん。
わかるなぁ。
でも、見終わったら、電話に出ちゃうかも、いまたとえば
元気がなかったとしても。
『大宮エリー』さんというジャンルレスの才能あふれるクリエイターが
優しい気持ちで作ったら、こんな空間になるのだと思いました。
9日まで。
一人でも、ふたりでも、みんなとでも、観にいってみてください。