ひなまつりの3月3日は
毎年子どもの頃のひなまつりを思い出します。
わたしの友達と妹の友達あわせて10人くらいで
雛壇を囲んでパーティーをしました。
パーティーメニューというとピザとか
ハンバーグとかなんでしょうが、
”みそおでん”だったり”手巻き寿司”だったり
子どもにしては渋いメニューだったような思い出が
あります。それでもみんなが家に来てくれると思うと
わくわくしたものです。
これぞ、元祖”女子会”ですね。
子どもの頃、最もよく遊びに行った幼なじみの家の
おばあちゃんが天国へ旅立たれました。
まだ慣れないランドセルを背負った背中を
毎朝見送ってくれたし、遊びに行ったときには
お菓子やお漬け物を出してくれて
一緒にお茶のみしました。
学校であったこと、道でみつけたもの、
飼っていた小鳥のはなし、隣の家の猫のはなし…
いつもニコニコと、そして今思うと少しオーバーに
驚いてくれたりしながらたくさん
話を聞いてくれました。
わたしも尊敬するおじさんおばさんと優しい孫たちに
ずっとたいせつにされたおばあちゃん。
おばあちゃんの丁寧なくらし方がご家族に引き継がれているのが
何より素敵だと思います。
きっとゆっくりした足取りで、ニコニコしながら
天国へ歩いてゆかれたのだと思えます。
わたしにとっても、おばあちゃん自身がふるさとの景色だと
きょう本当に思いました。
たくさんお世話になりました。どうぞ安らかに。