先日、ドキュメンタリー映画
『犬と猫と人間と2 動物たちの大震災』監督の宍戸大裕さんを訪ねました。
以前にも電話インタビューで番組にご出演いただいたことがありましたが、
あらためんて震災後いてもたってもいられず
地元に戻った宍戸さんがドキュメンタリー作品を
とることになったいきさつや撮影中のお話など伺いました。
実は先月一度アポイントをとらせていただこうとしたのですが、
”牛の世話がありまして…”という驚く答えがかえってきました。
もちろん、牛の命にかかわることですから
またの機会にお話を伺わせてください、
とそのときは電話を切ったのですが、
実は映画が完成したいまも撮影で出会った
福島県・浪江町の牧場に定期的に通い牛の世話をされている宍戸さんです。
津波でペットを亡くした方が
映画の中にもでてくるそうですが、
”自分のせいで亡くなってしまったと思い詰める日もあるが、
あたたかい思い出を思いだすことで立ち上がろうとする”
飼い主さんの様子が映し出されています。
また福島の警戒区域に取り残された家畜、
犬や猫には子孫が生まれ、
人間を知らない犬猫たちの姿が映っています。
動物たちの姿から考えること、感じるものがたくさんありそうです。
先行上映会が多賀城と石巻でも行われましたが、
5月に東京・渋谷のユーロスペースで公開され、
その後順次公開されます。
県内での公開も待たれます。