ライブの後、余韻の中で仙台駅に向かう人々の列にいる時間が好きです。
サンプラザホールでのライブの隠れた醍醐味だと思ってしまうほど。
あるひとはお連れの人と感想をいい合いながら。
あるひとは胸いっぱいで、”ねー”、”ほんとにねー”と言葉にならない
感動を分け合いながら。
長年のファンは”あの曲のあのフレーズがね”と発見をいいたくて
たまらなくて。
今回で7回目を迎えたMISIAの星空のライヴ。
今回は15周年のアニバーサリーとして
MISIA星空のライヴVII -15th Celebration-” と題されたツアーの
仙台公演がこの週末に行われました。
回を重ねるごとに年齢層も幅広くなっているように思え、
娘さんがお父さんお母さんを連れてきている例もとても
多いように思いました。
15周年を迎え、ベストアルバムもリリースされ、
セットリストもバラードベスト!
デビュー曲の「つつみ込むように…」の衝撃はいまだに
ラジオスタッフとも話題にのぼるほどですが
当時のMISIAはまだ10代だったんですね。
それにしても、星も空も大地も風も
MISIAの歌に似合う壮大な言葉はたくさん浮かんできます。
時計の針を去年の年末に戻して
紅白歌合戦のアフリカ・ナミブ砂漠からの中継、わたしは
それを企画したひとのMISIAの音楽へのリスペクトが
最大限に表された演出だと思いました。
アフリカからのメッセージを音楽とことばで伝え続けている
MISIA、もちろん今夜のライブにもそれはあらわれていました。
今夜も仙台駅に続く列は幸福な会話があちこちから
聞こえてきていました。
そんな帰り道、地下鉄のホームで電車を待っていると
ライブで隣の席にいたご夫婦が偶然となりの列に並んでいました。
どうやら、奥さんの誘いで一緒にきた旦那さん。
わたしの両親くらいの年齢かなぁ。
旦那さんのほうが、興奮でおしゃべりが止まらなく
なっていました。にこにこして聞いている奥さん。
”ミィシャアのうだごえすげぇなぁあれ、よぐでっこだ”
わたしも本気を出せばかなりのネイティブですけど…
仙台弁の”MISIA”はちょっぴり異次元です(笑)
【榴岡公園で】
ライブの前、榴岡公園にちょっとだけ立ち寄ってみました。
ちょうちんもスタンバイ。
肝心の主役は・・・
桜は咲く直前、つぼみがピンク色をぎゅっと閉じ込めて
木全体が桜色のオーラをまとったように見えます。
まさに、その状態。
雨上がりの週明けからは開花までのカウントダウンです!