本日、”松島日和”なり!
これぞ、絵にもかけない美しさ。
国宝・瑞巌寺を後にして
高台にある『カフェ ロワン』へ。
西行戻しの松公園の隣にあり、
白亜のモダンな古い建物です。ここからは松島の景色が一望できます。
この景色を見ながら飲むコーヒーと
タルト・タタン(りんごのタルト)が大好きでした。
残念ながら震災で『カフェ ロワン』は
解体を余儀なくされているのですが、その前に
この建物と場所の記憶を残そうとアートプロジェクトが
行われています。
パリ生まれのアーティスト『ジョルジュ・ルース』さんは
1982年ごろから廃墟となった建物や
改修予定の場所にアート作品を築くという活動をしています。
日曜日からはじまった制作では共同制作者として1日10人くらいずつ、
アート関係者や学生さん、そしてロワンのファンだったというお客さんも
参加して制作が進みました。
そして今日、ロワンの店内には”白い星”と”青い星”が視覚に立体的に迫る
アートが出現していました。
全貌は写真作品として完成し、記録の上映とあわせて
来月公開されます。
(塩竃市港町のビルドスペースにて、5月11日~26日)
お話を伺ったロワンのオーナー・千葉伸一さんは
このアートプロジェクトをカフェ・ロワンだけのストーリーで
終わらせるのではなく
これからの松島一円に続くはじまりにしたいのだ、という気持ちを
ご自身の言葉でお話くださいました。
カフェロワンでは
今回のアートプロジェクトの中心メンバーでもあり
以前番組にもゲストで来ていただいたことのある
ビルドスペースの高田彩さん、アートプロジェクトの
共同制作者で金沢からいらしていた写真家の喜多直人さんにも
お会いしました。
ゆめを描く時間。これからどんな形であの場所が
未来への扉をあけていくのか、注目していたいと思います。
そして、国宝・瑞巌寺の参道は
紅葉の時期に来た時は津波の塩害により
立ち枯れた杉木立の伐採工事が行われていましたが
工事も終わり、歩けるようになっています。
当初の予定よりも多い数を伐採することになったと
伺いましたが、それでも瑞巌寺にむかって右手の
少し高い側は見事な景観を残しています。
そして、参道沿いには等間隔に竹灯ろうが置かれ
夜は幻想的な雰囲気を作り上げているそうです。
来月5月の毎週土曜日夜7時30分からは
水中花火が15分に渡って松島海岸で打ち上げられます。