仙台市博物館の特別展
『若沖が来てくれました プライスコレクション江戸絵画の美と生命』を
観にいきました。予想していた通りの混雑ではありましたが
生き物たちの世界を原色で描いた『鳥獣花木図屏風』の前では
まわりの音がすっとなくなる感覚で引き込まれるようでした。
1.2cm四方の升目の数は8万6千を超えるとか。
この作品だけはガラスケースの中ではなく
そのまま展示されているのですが、
10万以上あるという色彩が目の前にある
静かな迫力を感じるのでした。
震災の報に接したプライスさんご夫妻が東北のわたしたちに
最も見てもらいたいと思ったのがこの作品だったそうです。
200年の時を超えて会いにきてくれたのか、と思ったら
珍しいタイトルだなぁと思い続けていた
特別展のタイトルがふさわしいと心から思えました。