塩竈の老舗のお茶屋さん『矢部園茶舗』に
おじゃましました。
海岸通り一帯も震災による津波の甚大な被害があり、
矢部園さんのお店も1メートル80センチほどの高さまで
浸水しました。ですが、2011年の7月にはお店を新しくされて、
その半年後の初売りでは少しでも商店街を盛り上げようと
地元のちんどん屋さんに声をかけて盛り上げてもらったのだそうです。
お店の歴史がスタートしてから80年ほど。
今は息子さんが社長をされています。
そんな長い歴史がありますが、一服のおいしいお茶を
たいせつにする気持ちは変わらず。
会長が丁寧にいれてくださるお茶をおいしく いただきながら、
そのことを強く感じたのでした。
お店の内装は京都から運ばれた古民家の木材が使われていて、
落ち着いた雰囲気。お店に一歩入っただけでゆったりとした時間の流れを感じます。
そして壁の棚にはこだわりの急須や茶器がならべられていて、さながら美術館のよう。
中継の話の中にでてきた『伊達茶』は桃生町で栽培された
『桃生茶』の一番茶100%使用のペットボトル茶。
急須でいれたようなまろやかなお茶です。
写真手前は矢部会長が煎れてくださった氷水仕立ての
『ほうじ茶』なのですが、ここで煎れ方(湯のみ3~4杯分)をご紹介します!
① 急須にお茶の葉を7~8gいれます。(ふだんお湯でいれるときより少し多めに)
②急須の中がいっぱいになるまで氷をいれます
③最後に水を急須半分くらいまで注いで蓋をしめ、急須ごと1分弱くるくるとまわし振ります。
④湯のみ茶碗(またはグラス)に均等に注ぎ、最後の一滴まで注ぎきります。
これで三煎目までお楽しみいただけます。
注いだものに氷を入れるのは薄まるのでNGですよ~!
矢部会長直伝の氷水仕立てのお茶。
残暑の午後にもおためしあれ!