フィリピン中部を襲った台風30号の映像を目にするたび、
苦しくてしかたなくなります。
まだまだ被害の全容が明らかにならないなか、
被災した地域に住む子どもだけで170万人に上るという推計もでていて、
いまだ医療物資も飲料水も食べ物の不足も深刻な事態を招いています。
壊滅的な被害を受けた街で、人々がたたずむ姿は、震災直後と重なり
胸がしめつけられる思いです。
ポーランドで開催中の国連のCOP19で
フィリピン政府代表団の交渉官が、
涙ながらに訴える演説がありました。
今後の会議の行方にも影響を与えるものになりうる
演説だったといわれています。
今私が思うのは、ふるさとを思って涙する姿を
ほっておけないということだけです。
少しずつ、この場所からも支援できる体制ができてきました。
以前から架け橋となっている団体は動きも早いし、
いち早く動き出している団体もあります。
そして東日本大震災と同じく、甚大な被害には、
継続する力が求められることも身をもって感じています。
小さいけれど、できるアクションを。
あなたたちを心配している、忘れていないという心を
届けてもらうことがどれだけ
生きる力に変わったかをわたしたちは知っているからです。