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2014年3月 アーカイブ

2014年3月 3日

つりびな

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3月3日の午後3時の中継は
おひな様に会いにいきました。

『秋保・里センター』で開催中なのが
『第13回 手づくりおひな様展』です。

さまざまな素材の手づくりのお雛様作品およそ500点の中で、
いちだんと目をひくのが古布でつくった
天井から飾られた『つりびな』です。

会場にはこの『つりびな』を制作する
手芸サークルのメンバーの方がいて
一角に設けたテーブルで針を動かしていました。
すでに来年の『つりびな』作りがはじまっているのだそうです。
運針にしばしみとれる私…手しごとってすばらしいなぁ。
ひとつのモチーフをつくるとして…
わたしだったら何時間かかるのかしら〜笑

一番大きなつりびなには縁起のよいモチーフ
およそ2500個がつるされて展示されています。圧巻!!
会場には楽天イーグルスのユニフォームを模した
つりびなも。手には『今年も日本一』と掲げていましたよ。


■□■手づくりおひな様展■□■
日時:3月23日(日)まで入場無料
   午前9時~午後5時(最終日は午後3時まで)
場所:秋保・里センター
   (仙台市太白区秋保町湯元字寺田原40-7)

2014年3月 4日

green

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日中のぽかぽかな日差しにベランダに
植木を出して、出かける前に取り込もうと
思ったのに!忘れましたー!!

あわてて帰る帰り道。
夜風はまだ寒いのに。

2014年3月 5日

万華鏡

先日、磊々峡の入り口からもすぐのガラス工房におじゃましました。
箱を並べたような特徴的な建物と
大きな窓から差し込む光を受けてキラキラ輝く
ガラス作品が見えて、通るたび、気になっていました。

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『ガラス工房 元(げん)』でお話を伺ったのはガラス作家であり、万華鏡作家の
佐藤元洋(もとひろ)さん。
工房兼ギャラリーショップの名前は元洋さんの
中学時代からのニックネーム『げんちゃん』からきています。
彫金の作家さんでもある奥様とふたりで工房を営んでいらっしゃいます。

元さんの地元の秋保にある『仙台万華鏡美術館』で
万華鏡に魅せられ、ガラスの万華鏡へのめりこんでいったという元さん。

吹きガラスの万華鏡の筒も美しいのですが、
中に入れるガラスのビーズもひとつひとつ手作り。
そのビーズを足したりひいたり、
色の配分を変えてみたりものすごく細かい作業の繰り返しで、
ひとつの万華鏡ができあがるそうです。
光にむかってくるくる万華鏡をまわしてみると
時を忘れてしまいます。

作品展前で徹夜で作品作りをしていたという元さん、
とってもお忙しいときにおじゃましてしまいました。
晩翠通の晩翠画廊で行われる作品展では
万華鏡はもちろん、器やジュエリーなどの新作が並ぶそうです。


■□■ガラス工房 元(げん)■□■
仙台市太白区秋保町湯元字枇杷原西18

■□■ガラス工房 元 作品展
佐藤元洋 万華鏡と器の世界■□■
日時:3月18日(火)~23日(日)
    10:00~19:00(最終日17:00)
場所:晩翠画廊
   (青葉区国分長2-3ー13 東北公済病院隣)

2014年3月 6日

にくきゅう

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今日の中継は『宝万頭本舗』の店舗から。
”さくら餅・うぐいすもち”という季節の和菓子の
貼り紙とともに、『ネコまんじゅう』という気になる
貼り紙を見つけて、中へおじゃましてみることにしました。

お話を伺ったのは崎野光明(さきの・みつあき)さん。
いまお店は息子さんが社長をされていて
この『ネコまんじゅう』は息子さんのアイディアによって
生まれました。震災後に、なにか癒しになる
お菓子をという思いから生まれた肉球の
形の和菓子。『ネコまんじゅう(つぶあん)』
『黒ネコまんじゅう(こしあん)』
の2種類があります。

肉球は焼き印ではなく、別の色の生地をいくつかの大きさに切り抜き
ひとつひとつ貼付けているそうで、とっても手間がかかるんですね。
中のあんこは光明さんのによるもの。
見たひとが思わず『かわいいねぇ』と声にだしてしまう、
饅頭だとおもいませんか?

お店は60年の歴史がありますが、
震災の時はすでに息子さんが社長をされていて
光明さんは障がいのある方の授産施設『まどか荒浜』に
携わり、利用者に和菓子作りを教えていたそうです。

津波で施設は全壊、その後事業所は太白区で再びスタートを
切りましたが、和菓子の器材を失ったこともあり
光明さんは宝万頭本舗に戻って、お仕事をされています。
今でもつながりがあり、利用者の方の自立をお手伝いする
アイディアを出している光明さん。利用者の方がつくった
猫の形の手作りアイテムが一角で販売されていました。

『猫』でつながる新たな縁。
”生かされたからね”と何度もおっしゃる光明さん。
『まどか荒浜』で着ていたという作務衣姿でお店に
立っています。この作務衣以外はすべて波にのまれて
しまいました。

事務所であたたかいお茶を入れていただきながら
ネコまんじゅうをぱくり。じっくり味わおうと
思ったのですが、おいしくてあっという間に
食べてしまいました。すっきりした甘さです。
スタジオにも白ネコちゃんと黒ネコちゃんを
つれてかえります。

2014年3月 9日

貞山小学校へ

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2014年3月10日

今月16日(日)まで、『3がつ11にちをわすれないためにセンター』と
『NPO法人20世紀アーカイブ仙台』が共同で震災時の写真を募集しています。

将来、わたしたちが撮った写真が記録遺産として役立つようにという取り組み。
オンエアでは『3月11日をわすれないためにセンター』の
高橋奈津子さん(「高」は、はしご高ですが、文字化けするので
この表記にさせていただきました)にお話を伺いました。

集められた写真の中には、『蛇口から流れる水』
『電気のついた部屋』といった写真もあります。
震災後、パッと電気がついた時を思い出します。
家族、共にいた友人たちと思わず拍手しました。

写真を集めるとともに、その撮られた時の思いなども聞き取り、記録しています。
一方で今回、『やっと写真を見ることができたんです』と言って
震災時の写真を持ってきてくださる方もいるそうです。

時計の針の進み方はひとそれぞれです。
だからこそ、この取り組みはこれからも
継続していくそうです。

震災の日、自宅1階にいた私は
飛び出た本やCDで2階自室の扉が開かなくなりました。
部屋にあった携帯も取り出せなくて次の日明るくなってから
ようやく3センチほど開けた扉から細い棒を入れて
少しずつCDと本の山を崩し、3時間かけて部屋に入る
ことができました。そこから携帯を取り出したことを思い出します。

今、機種変更したので手元のスマートフォンに入っているのは
2012年の春以降の写真がほとんどです。
でも、高橋さんのお話を聞いていて、以前の携帯には
震災後、各地から送っていただいた支援物資の写真や、
お手紙の写真、お裾分けした食べ物をぱくぱく食べてくれた
友達の息子さんの写真…そんな嬉しい瞬間もおさめられていたことを
思い出します。

そして、街なかのお店があいて、一杯のカプチーノが飲めたとき。
わたしのことだから、きっとこんな写真も撮っていると思います。

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震災アーカイブの整備が各方面で進むなか、
それらは『減災』『防災』に役立つ貴重な資料になります。
一方で、わたしたちにとって最も身近になった
携帯のカメラで撮った写真たちは、
日々のふつうのことの喜びを、ありがたさを、そしてふつうが奇跡である
ということを、繰り返し伝えてくれる、気付きのアイテムでしょう。

3月11日を思い出す、雪がちらつく仙台市内です。
支えてくださる方に感謝しながら、
震災後、苦しい思いをお話してくださった方に敬意をもって、
静かに犠牲になられた方々に祈りを捧げようと思います。

■□■ケータイで撮った「3.11」はあり ませんか?■□■
日時:3月16日(日)までの期間、午後1時から午後5時
場所:せんだいメディアテーク 7F ラウンジ
   (11日のみ、1Fオープンスクエア)
■□■詳細はこちら■□■

2014年3月12日

onagawa fish × oshima fish

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今日の中継は『小さな復興プロジェクト』代表の
湯浅さんと待ち合わせをしました。
去年5月に宮城探訪でお会いして以来の再会。

震災以前から女川町との関わりをもっていた湯浅さんは
なんとか復興の手助けをしたいと、震災一ヶ月後に
家具職人さんたちと『小さな復興プロジェクト』を
立ち上げました。その代表的なグッズが木でできた
お魚のキーホルダー『onagawa fish』です。

地元の人の仕事を作るという目的と、避難生活の
ストレス軽減などを目的としてつくられた手作りの
『onagawa fish』ですが、そのクオリティーの
高さから手作りの木工品としての高い評価も得てきました。

県内外で販売に出向いている湯浅さんが
オンエアでお話してくださったことは
宮城から離れた場所での意識の違い、
温度差、時間の流れを感じずにはいられませんでした。
でも、『onagawa fish』の新たな商品も増え、
名前や記念日を入れたり、会社のノベルティーとなる
ためにニーズに応えたアイテム作りを目指しています。
それはこれから産業として残すためのものづくりです。

そのためには、現在壊れてしまったという
『レーザー彫刻機』の存在が不可欠です。
クラウドファウンディングである“READYFOR"を
通じて支援を募っています。


最後に”語り継ぐこと、未来へ伝承することにおいて
onagawa fishがどのような役割を果たせると思いますか”と伺ってみました。
湯浅さんは”メイン商品であるキーホルダーを
身近にいつも持つことで
震災や自然災害を忘れないこと…
たとえば水が今日安いから水を一本多く買い足しておくなど
防災への備えをしていただけたら”とおっしゃっていました。

そして、湯浅さんたちの”未来の災害の悲劇を減らしたい”
という思いは去年10月に発生した
台風26号の甚大な被害を受けた伊豆大島で新たなお魚を誕生させました。
それが、”oshima fish" 。

椿の木は硬くすべすべの手ざわり
。仕上げには特産の椿オイルを塗っているのだそうです。
手にとったとき、いつか伊豆大島に咲く椿を
見にいきたいなあと率直に思ったわたし。
onagawa fishを手にしたどこかのだれかも、女川に思いを馳せているのだと思います。

■□■onagawa fish■□■

■□■READYFOR■□■


2014年3月15日

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はるルルル〜♪

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2014年3月17日

rose petals in my pocket

今日のやわらかな春の光が
この場所に連れて行ってくれたような気分です。
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名取市増田の旧4号線沿で、かわいい看板を見つけ、
20メートルほど入ってみると、
そこに三角屋根のかわいい工房がありました。
名前は『ステンドグラス工房 ROPE(ロペ)』。

縦長の窓にもバラのブーケのようなモチーフ。
そして、入り口のランプもバラ!
実はROPEは
”Rose petals in my pocket(私のポケットの中のバラの花びら)”から
とった略語なのだそうです。

お話を伺ったのは工房を主宰する
ステンドグラス工芸作家の齋藤有紀さん。

齋藤さんが見せてくださったのは
ステンドグラスの材料となる板ガラスです。
たくさんのサンプルの中から選ぶという板ガラス。
実際に大きな板ガラスが届いて光を通してみる時
はわくわくするのだそうです。

見せていただいたのは、水面に葉っぱを浮かべたような
青と緑の板ガラス。齋藤さんと一緒にうっとり。

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ちなみに、今日齋藤さんが制作していたのは
福島のカフェの窓に使われるという作品でした。
虹の空に浮かぶのはまるでイースターエッグ柄のような風船…
どんなカフェがオープンするのか、
作品にこめれられたストーリーに思いをめぐらす私です。

2014年3月19日

フチ子さんだらけ

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ジャパンツアーin仙台パルコ!!
フチ子さんワールド!

2014年3月21日

おくずかけ

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おはぎと共に、お彼岸・お盆には
おくずかけ。
大人になってありがたさが分かる料理のひとつ。

胃にやさしいうーめん。
とろみ。年度末にも優しい味です。

2014年3月22日

レモン×いちご

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ホワイトデーの後の3月は
おしゃれスイーツをひとつずつ。

2014年3月23日

wedding day

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先輩の結婚式でした。
こんなにあたたかいパーティーがあるのね、
というくらいの、素敵な時間でした。

アナウンサーとして紡ぐ言葉も、
プライベートで話すとき
優しく、前向きに導いてくださる言葉も、
どちらにも、憧れを抱いてきました。
そして、お母さんとコンサートやお食事で
ご一緒したとき、先輩の言葉は受け継がれたものだった
と心から思いました。

言葉はそのひとそのもの。
だんな様にとっての支えとなり、光となるのでしょう♡
どうぞお幸せに!

ほかほかした気持ちのまま、過ごしています。

2014年3月25日

ムーミンの森

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2014年3月30日

雨の日と日曜日は

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3月最後の日曜日。
雨に煙る横断歩道に傘の彩り。

2014年3月31日

感謝をこめて

この1年半の間、J−SIDE STATION中継の企画
『ひととひとをつなぐ宮城探訪』では150名ほどの方に
リレーをつないでいただきました。

その土地のことを教えていただいたり、
物づくりの達人もいらっしゃって、出逢う方みなさんが
先生になってくれたなぁと思います。

何より、”ひととひとをつなぐ”というテーマでしたので、
大切な仲間やお友達を紹介してくださる方がほとんどでした。
どういうふうに、ひととのつながりを大切にして生きるかという
ことも、教えてくださったように思います。
宮城探訪リレーにご出演いただいたみなさん、本当に
ありがとうございました。

一方、突撃でおじゃました場所もかなりあり ます。
どこでもあたたかく迎えていただき、
時には”お茶飲んでいかい~ん”、とお茶をいれていただいたり、
わざわざお店のお母さんがおみやげを持って車を
追いかけてきてくださったこともありました。
その後も、”いま放送聞いてたんだけど、近くにいるなら寄ってって~”と
生放送中に電話をくださった方もいました。
出逢ったひとからいただいた優しさ、忘れません。
今、県内中にいっぱい親戚ができたみたいなきもちです!!(笑)

私はこの中継を通して宮城のすきな場所や食べ物がぐんと増えました。
出逢ってくださって、本当にありがとうございました。

そして、トータルでは
J-SIDE STATIONに仲間入りしてから4年半が経ちました。
その間には震災という大きすぎる出来事があり、
私自身も言葉をつむぐ人間として今まで考えたことが
なかったほどの迷いや悩みが
あったのですが、いつも指針をくださったのは
聞いてくださる方の声でした。

スタジオの石垣さんと
前のパーソナリティー・井上さん、
歴代ディレクターのみなさん、スタッフのみなさん
本当に、ありがとうございました。

明日からのJ−SIDE STATIONにもご期待ください!

わたしは引き続き、ラジオパーソナリティーとして
活動を続けていきますので、
これからもよろしくお願いいたします。

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