ハッピーエンドのお話が好きな、少年マルコ。
彼の大好物は、チョコレートドーナツ。
35年前のアメリカで実際に起こった出来事が
もとになった映画「チョコレートドーナツ」を観てきました。
胸をしめつけられるような理不尽と、
裁判での闘いが多くてとても苦しくてせつないのに、
愛にあふれたシーンが頭の中によみがえってきます。
ルディを演じる主演のアラン・カミングのまなざしが印象的で、ひきこまれました。
ポスターなどに載っているワンシーンは、ルディの抱きしめたぬくもりまで
伝えてくるようです。
ラストに歌うボブ・ディランの”I Shall Be Released"が
繰り返し頭の中で鳴って、クリスロードを歩いているだけで
また涙が流れてきました。映画を彩る希望…一筋の光とも言えるナンバーです。
マルコに負けないくらいチョコレートドーナツが好きだけど、
これからチョコレートドーナツ食べる時ぐっときちゃいそうです、私。
桜井薬局セントラルホールで上映中。
数少なくなった街なかの映画館。レトロな赤い椅子と
余韻を断ち切らないエントランスが大好きです。
この劇場でみられたことも本当によかったと思っています。