20日に広島市で発生した土砂災害は、
日を追ってその深刻さを増しているようです。
届く映像や写真は、震災時を思い出させることも多く、
遠い広島の地でつらい想いをされている方々に
思いを寄せる日々です。
せめて時間帯が昼間であれば、豪雨の中でも
避難に踏み切る方が多かったのではないか…
もちろん、避難勧告の遅れは指摘されている通りです。
全国に52万ヶ所以上も土砂災害の「危険個所」があることを知り、
日本という国土の実態を思いました。
一方で危険区域への指定が遅れているという現状もあるそうで、
それは宮城にもあてはまるそうです。個人にとっての大切な土地を
「危険区域」へ指定することは地価の下落を招くなどの影響がでるからこそ、
むずかしいもの。ですが、広島の被災現場の前で
家族を探す方々の姿を見たら、絶対に繰り返してはならない
光景だと思います。
自然災害の前に、人間の「まさか」「ここまでは」は通用しない。それを
1000年に一度の震災で痛いほど知らされましたが、またしても
大きな被害状況を見なければならないことが残念でなりません。
このたびの土砂災害で亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。
そして、一分一秒でも早く、すべての方がご家族のもとへ
帰ることができますように。
暑さといまだ不安定な天気の中で、避難生活を余儀なくされている方々が
一日も早く安心安全な生活に戻れることを祈ります。