来年の5月に88年の歴史に幕を下ろす
マリンピア松島水族館。
先日、最後の夏でにぎわう水族館へ行ってきました。
マリンピア松島水族館の開館は昭和2年。
日本で二番目に歴史の長い水族館です。
ちなみに日本最古の水族館は富山の魚津水族館なのですが、
魚津水族館は場所を移転しているので、
同じ場所で営業を続けている水族館としては日本で
もっとも古い歴史があるということになるそうです。
戦時中はやむなく一時閉館していたものの、戦後に営業を再開、
そして震災の後も松島観光のひとつの拠点として
いち早く再開した場所でもあります。
館内では「おもいで博覧会」というのが開かれていて
かつてのラッコフィーバーの様子もパネルなどで
紹介されていました。
アラスカからラッコがやってきた時、ラッコブームが巻き起こり、
いとこの持っていたぬいるぐみ(命名:ラコとコラ)が
ものすごくうらやましかったり、大興奮の幼稚園の遠足も、
中学1年生のとき、子どもだけでのはじめてのプチ遠出の場所も、
マリンピア松島水族館でした。
園内を一周するモノレールも、ほのぼのした
アシカのショーも、ふれあい体験も、
当時とあまり変わっていないように思います。
マリンピア松島水族館の生き物たちは
来年春に開業が予定されている「仙台水族館(仮称)」に移され、
新たな場所で会うことができるようになります。
新水族館では、マリンピア松島水族館が大事にしてきたように、
豊かな三陸の海を再現した水槽も展示コンセプトの中に
含まれているようです。
泳ぎに目を奪われる人気者たちが多いなかで、静かな人気を集める
チンアナゴ。実は私も好きで、相当長いあいだこの水槽の前に…
グッズ売り場にあれだけチンアナゴグッズがあるというのは
人気の証明でしょう。
閉館までにもう一回は行きたいと思っちゃいます。
たくさんのすてきな思い出をありがとう、松島水族館。
【ドクターフィッシュ!】
マッサージチェアを”弱”で当てているような、くすぐったさ!!
はじめての、ドクターフィッシュ体験!
同じ水槽に手を入れているとなりのちびっこが
”ぼくのとこ、ぜんぜんこな〜い!”と私のほうを見上げてきました。
角質の食べ応えの差か…複雑な思い!笑