ちょっと一休みしようかとカフェに向かって歩いていたら
おじいちゃんが信号待ちをしていました。
身長は、150センチそこそこ、
わたしと同じくらいなんじゃないかな。
なぜ目にとまったかというと、
それはおじいちゃんのダッフルコート。
紺色の上質なダッフルコートが似合っていてステキー…
やっぱり、セールのうちにダッフルコートを
買っておこうかな…このおじいちゃんに会ったのは
運命なのではないか…!!
学生時代、アリゾナ州にいた時、
待ちに待っていたセールがありました。
11月の最終木曜日にある感謝祭の翌日の金曜日は
ブラック・フライデー(全米のお店が黒字になる金曜日)と呼ばれ、
一気にセールがスタートするのです。
家族へのクリスマスプレゼントもこの日から一斉に
買いにいく人も多いんですね。
当時、服を買うのは古着やさんとかが多くて
700円くらいでトップスもボトムスも買っていました。
奮発した時にGAPのキッズサイズ。
だから、このセールはときめかずにいられない週末なのです。
よし!何はなくてもアウターだ!と思った私は
迷いなくダッフルコートを買いたいと繰り出したのですが
探しても探してもめぐり会えず。
一緒に買い物をしていたルームメイトのママも
”パディントンベアみたいなコートよ”と
お店の人に聞いてくれて
いろいろ車で連れて行ってくれたのですが、
結局、アリゾナのモールでは見つけられず。
ダッフルコートを見つけられなかった私は
たぶん1000円くらいで買った気がするけれど
仕方なくシルバーのダウンコートを買ったのでした。
今思い返しても、なぜあの色、あのシルエットなんだろう
ラーメンをゆでる寸胴にしか見えない。
あのダウンコートをきているときだけ
仲の良かった男子に「スモウ・レスラー」という
呼び名で呼ばれていた嘆かわしい冬・・・
あれ以来、ダウンコートはちょっとトラウマです。
やっぱりダッフルが好き…
【memoメモめも】
今年は電球のかさを変えて
みようっと。