新年最初のみなさんぽは
南三陸町・佐藤仁町長にお話を伺いました。
南三陸町ならではのアイテムが飾られた
町長室は南三陸町がぎゅっとつまった場所です。
また震災後、各地から
南三陸町に贈られた写真やメッセージも大切に飾られています。
スタッフ一同緊張しつつ伺うのですが
佐藤仁町長のお人柄で、
いつもあたたかく迎えてくださいます。
もちろん、新年も町長はお気に入りの楽天イーグルスの
クリムゾンレッドのネクタイ姿です!
南三陸町では震災後に最優先課題としてきた
住宅再建が進み、宅地造成がおよそ840戸、
災害公営住宅が730戸となりました。
"町民みなさんががんばっていらっしゃるので、
これからの課題もあるけれど、われわれも
手を携えながらがんばっていきたい。
時間は経ったけれど
みなさんでここまで来られたな、というのが正直な思い"と
おっしゃる町長。
産業面では昨年6月1日、高度衛生管理型の魚市場、
南三陸町地方卸売市場が完成したことも大きな
ニュースでした。
"震災後には新しい水産加工品も各社から発表されて、
南三陸町を県内外にPRする大きな力にもなっていますね"と
町長もおっしゃっていました。
そして、これまで「みなさんぽ」の取材を通して私が
印象的だったのが、
南三陸町に移住してきた若い方々が、南三陸町を
チャレンジできる場所としていきいきと活躍されていること。
地元の方に学びながらがんばっているすてきな方に
たくさん出逢いました。
町長は、
"移住してこられた方々は、町の強みと弱点を
ちゃんと見極めている。弱点をカバーしながら
強みをどうやって前にのばすか、上手に取り組んでもらっていて
本当に力強い存在だと思います"とおっしゃっていました。
また、昨年、町長が移住されたカップルの結婚式に参加された際、
昔ながらの南三陸の結婚式のスタイルだったことも
とても思い出に残っているそうで、
"南三陸町に対しての思いをいろいろなシーンで
発信してくれているのが嬉しいことだなと思っています"と
お話くださいました。
2017年、南三陸町にはあらたなにぎわいの場が生まれます。
現在工事が進んでいるのが、
10メートル嵩上げをしてできる、さんさん商店街。
そして4メートルの嵩上げが進み
伊里前地区観光拠点施設もオープンします。
春が今から楽しみです。
さらに、去年10月の志津川インターの供用開始に続き、
今年、南三陸海岸インターチェンジの供用がスタートします!
"心理的な面で仙台方面からもぐっと近くなりますね"と
町長もおっしゃっていました。
また現在改修が進む平成の森しおかぜ球場では
甲子園と同じ土を使ってのグラウンド整備が行われています。
これまで仮設住宅があってグラウンドを使うことが
できなかった子どもたちにご褒美という思いで、また
県内外の高校球児のみなさんにもたくさん使って
いただきたいと、元高校球児の町長も
おっしゃっていました。
年のはじめ、佐藤仁町長のお話からたくさんのエネルギーを
いただきました。そして、
インタビューの前後でもあれこれお話させていただく中で
ますます会いにいきたいひとが増えました。
今年も「みなさんぽ」は南三陸町で出逢う方々の声を通して
南三陸町の魅力をお伝えしていきます。
あらためまして、今年も「みなさんぽ」を
どうぞよろしくお願いいたします。