3月3日、南三陸町志津川に
「南三陸さんさん商店街」が本設オープンしました。
仮設の時は大雪の中でのオープンになり、
今度はどんな天気になるのかが地元のみなさんの中でも
話題になっていましたが...
強風の中!力強くオープン。
真っ白の中でオープンした仮設から5年後。
子供たちが色とりどりの風船を放つシーンがニュースでも流れ
青空の中に吸い込まれていくカラフルな風船が印象的でした。
オープン直前にもさんさん商店街に何度か行きましたが、
みなさん不眠不休で準備していました。
それでも...正直...間に合うのかな...とちょっと不安でした!!
でもそこは、南三陸町の底力!すばらしいスタートです!
ピンク味がかった南三陸杉の風合いがやさしい木造の
建物が青空に映える新しいさんさん商店街。
仮設の時にもにぎわっていたフードコートが
今回も真ん中に置かれています。
先週の番組では
株式会社マルセン食品代表取締役で
南三陸まちづくり未来の代表取締役を務める
三浦洋昭さんにお話を伺いました。
南三陸まちづくり未来の前身は商業施設の検討会でした。
その時から、地域の方に商店街に足を
運んでいただくためにはということを真剣に考えてきたのです。
さらに、商業施設として維持しながら、
交流人口の拡大に寄与できるためには
どんな施設がいいのかを検討し、今回のオープンへとこぎつけました。
全28店舗。仮設の商店街から卒業されて
別の地で新たにスタートするお店がある分、
さんさん商店街にも新たなお店が加わって
南三陸町全体でさらなるにぎわいも生まれていきます。
仮設商店街のオープンの際、
"3ヶ月くらいでお客さんが来なくなるのでは"と懸念されたと
三浦さんはおっしゃっていましたが、
実際には昨年末にクローズするまでの4年と10ヶ月、
地元の方々と訪れるみなさんに愛され続けてきました。
"震災前にやっていた業種をコピーしたのではいけない。
提供する商品やサービスを変化させなければいけないと
いうことを商店主のみなさんが学んでこられました。
新しい商店街になっても、その経験値を
生かして、お客さんに喜んでいただけるお店づくりを
されていくと思います"とおっしゃる三浦さん。
どうやったら喜んでもらえるか、ということが
根底にあって、それを考えるのは
苦労ではないという言葉に、ご商売をされる方の
根っからのサービス精神を感じました。
これから、商店街の敷地を利用していただいて
地域の行事や伝統も復活させていきたいと
熱く語ってくださった三浦さん。
なお、マルセン食品さんの店舗では
これまでの仮設の店舗では演出できなかったものも開発中!
テイクアウトのたこカツバーガーも、
わたしの大好きなたこ天(ビールにもご飯にも合います!)も
並んでいます!
追伸:三浦社長の"エルヴィス"な美声は
ラジコのタイムフリーでどうぞ!
【南三陸さんさん商店街のFBはこちら】
https://www.facebook.com/sansanminamisanriku/?fref=ts