南町通りと五橋通りが三角をつくるエリア。
個性があって、心地いいサイズのお店が
立ち並ぶエリアは散歩していても楽しいです。
そんな素敵なお店のひとつ、
一番町のAu Belie(オ・ベリエ)。
佐山さんというこれまた素敵な
ご兄弟のシェフがいらっしゃいます。
このお店でシャルキュトリーという
フランス語を初めて知りましたが
ハムやソーセージやパテ、テリーヌといった
豚肉加工品全般を表すのだそうです。
手間がかかった、手作りのおいしいものたち。
お肉料理はもちろん、
グリーンピースのスープのきれいさと美味しさにびっくり!!
オレンジの部分はピリ辛のアクセント。
ひゃー!
おいしさに思わずいちいち顔を見合わせるため
食べるのに時間がかかります。笑
ゆっくりすごす日におすすめなのです。
Rensaで行われたチャットモンチーのツアーへ。
去年、デビュー11年目にして
メンバー2人とデジタル楽器という編成に"変身"することを
発表して、大きく舵を切ったチャットモンチー。
"メカ"が所狭しと並ぶステージ上。
"メカットモンチー"のえっちゃんとあっこちゃんが
ヘッドホンをつけて鍵盤とドラムに座って向き合う姿。
シンセサイザーや打ち込みの音もつかって
新しい音を作っていきます。
曲のアレンジにお客さんたちも集中しているのがよく
分かる空間でした。ドキドキしちゃう。
アウトロまですごく聴いちゃう!
どこまでもチャレンジし続ける姿だけがありました。
このスタイルは無限に広がる音楽の秘密基地があって
チャットモンチーの進化から目が離せないと思います。
GRAPEVINEの新曲、Arma。
練り上げられたギターサウンドに心を
つかまれるし、ホーンも新鮮。
鮮烈なまでの瑞々しさを放つ...
本当にすごいことです。
Armaを聴きながら、
特番の井上さんのインタビューを聴きながら
時代に消費されないことや、
"属さない"ということを考えました。
音楽も、クリエイティブなことをしているひとたちも。
事務所やレーベルや会社といったところに
籍をおいているかいないかに関わらず、"属してない"感。
そんなことまで考えさせてしまう、
研ぎ澄まされた音楽。
Armaの懐。20年の歴史。GRAPEVINEの熱。
春のイエローがミモザなら、
夏のイエロー代表はトウモロコシ。
志津川のタコ×パクチー×トマト。
刻んで、ナンプラーをかけて蓋。
2分でできる夏の作り置き。
なじんだ頃がとってもおいしいです。
レモンをかけてもさっぱりと。
絆まつりの週末はにぎやか。
強い風が止んで、
陽がさしたと思ったらざっと雨が降ったり、
めまぐるしいお天気の土曜日でした。
本格的な雨のシーズンが近づくと
お店の売り場も"梅雨"仕様になるけれど。
こんなピンクの傘もいいなぁ。
ピンクの傘を持つなんて小学生以来かもしれませんが。
今年は大人にも似合うピンクがいろいろ
あるそうですから。
いい風が吹いているUNCHAINの新譜を聴きながら
梅雨を少しでも楽しくすごすアイディアを練っています。
すてきなお土産をいただきました。
こんなお土産を選べるひとに、私はなりたい。
絆まつりの余韻を味わいながら、
夜ちょっと歩きました。
梅雨前に吹き流しを見るのは
不思議な気分。
仙台七夕も待ち遠しいです。
大好きな仙台の夏はすぐそこまで。
今週末、メディアテークで
「伊達な地図づくりin宮城」が行われます。
地図の読めない私も毎年進行役を担当させていただくうちに
すっかり地図の読めるひとに...は、なっていませんが、
今年も土地境界のプロフェッショナルがひも解く
古地図と街の変遷を
一般人代表としていろいろ伺っていきます。
さらには「ブラタモリ」で軽妙な解説をなさっていた
木村浩二さんの講演もあります。
木村さんのお話はユーモアたっぷりなうえ本当にひきこまれます。
去年一昨年も大好評でした。
お子さんたちに楽しんでいただけるチャレンジ企画も。
きっと地図を片手に街歩きしたくなるお話が聴けますよ。
地元を知る機会にしていただけたら♩
ぜひ遊びにいらしてくださーい!
【伊達な地図づくり in 宮城】
6月17日(土)午前10時45分〜午後4時45分
場所:せんだいメディアテーク 1階オープンスクエア
★先着300名様に三陸おつまみ板昆布のプレゼント!(欲しい!!)
★歩いてキョリ当てゲームは景品もあります!
まだ梅雨入りしていないのは東北と北陸。
くもり空の仙台から羽咋の空を想っています。
南三陸町で作られている甘みの強い
美味し〜いネギ、「めぐりんねぎ」。
農家の阿部勝善さんが丹精こめて作ったねぎ。
"食べてみて〜"と頂戴したのは
レンジでチンしてだし醤油をかけただけ...という
超簡単料理なのに絶品であります!
この「めぐりんねぎ」は液肥を用いて作られています。
その液肥は「南三陸BIO(ビオ)」でできたもの。
リサイクル施設『南三陸BIO』は、南三陸町内で排出される生ごみを
メタン発酵技術によって、電気や熱エネルギー、
液体肥料として100%資源化する施設。
電気や熱といったエネルギー供給源としても利用でき、
南三陸町が掲げる「災害に強いまちづくり」
の中核を担っています。
そしてバイオガス生成過程から出る
副産物の液体肥料が地域の田畑に散布されることで、
町の有機系廃棄物はエネルギー・資源として地域内で循環し、
地産地消が加速していきます。
以前の南三陸町では生ゴミを燃えるゴミとして近隣の市で
焼却していました。
その焼却灰も近隣の町で埋め立てていました。
生ゴミを資源に替えて、
町内で循環させることができるのが「南三陸BIO」のしくみです。
生ゴミは南三陸町内の一般の家庭や宿泊施設・レストランなどから
集められてきているので、まさにひとりひとりの参加によって
なりたつ、
資源循環型社会の先進事例としてスタートしました。
2015年10月の開設からおよそ1年で
1000人もの見学者が訪れるなど、高い注目を集めています。
阿部さんがつくったネギは
さんさん商店街のさんさんマルシェで購入できます。
地元の方も観光客の方も多く訪れる場所です。
おいしくいただくことでこの循環のしくみに
加わることもできるんですね。
阿部さんのつくったネギ、本当においしかったので、
買ってきて焼きネギにしました。
焼きネギにすると中がとろっとしてもともとの甘みが
さらに増します!!!
これまであまりやったことはないけれど、
たとえば夏にバーベキューをやるとき
ネギが野菜の主役に踊りでてしまう予感がしています。
今週の「みなさんぽ」はさんさん商店街の
『食楽 しお彩』におじゃまして
親方の後藤一美さんにお話を伺いました。
カウンターと、ロールカーテンで仕切ることができる
テーブル席、そして和室の個室あわせて
30席のお店。お店のつくりからも
ゆったりさせてもらえる空間ということがわかります。
オープンからもうすぐ4ヶ月。
待ちわびた 、たくさんの方が「しお彩」を訪れています。
入り口からすぐの所には
色紙と額縁が貼ってあるのですが、どちらも
震災以前に常連のお客さんから贈られた言葉で、
後藤さんが大事にしてきた言葉です。
額縁のほうは実は写真を引き延ばしたもので
もともとはお店の奥座敷に飾っていたものでした。
震災から1年経った頃、「仙台のしょうじさん」と
いう方が届けてくれたのだそうです。
そのしょうじさんは、かつて家族でしお彩を訪れ、
親方のお料理を味わったあと、
額縁にかざってある言葉に共感して、その額縁の前で
家族写真を撮ったのだとか。
震災でお店が流されたことを知り、家族写真に
写っていた額縁の言葉を引き延ばして、
額装して、親方の仮設住宅に届けてくれたのだそうです。
"また店をオープンさせる時にはお店に
必ず飾ります"と約束した親方。その約束通り、
『四季の味 笑顔 笑顔のかけ橋に』という言葉が
出迎えてくれるのです。
実は、つい3週間前に、
しょうじさんご家族が新しいお店にいらしたそうです。
5年ぶり...涙の再会だったと親方が教えてくださいました。
震災後、親方は、仮設商店街には入らず
お惣菜の移動販売で地元のみなさんにおいしいものを
提供することを選択しました。
それまでの得意分野のお料理はいったん封印して、
買い物をする場所がない、仮設住宅の限られた台所で
揚げ物も難しいということに思いを馳せ、
毎日料理をするお母さんたちをサポートするような
ふだんのおかずを提供しつづけてこられたのですね。
"今できることは何か"と考えた結果、とおっしゃって
いましたが、キッチンカーでの
寒さ暑さを考えるだけでも
並大抵のことではなかったと思います。
"いろんなひとの想いが詰まって、そして励ましもあって
第二、第三のスタートに立てた"とおっしゃる親方。
新しいお店のオープンとともに登場した
『たこつぼラーメン』と、『つぼつぼセット
(たこつぼラーメン&たこ飯)』は新たな看板メニューになっています。
たこつぼに見立てた器でだされるラーメンの上に
たこが乗っているのがまずびっくり!
たこのつみれ付き!
塩味のさっぱりしたスープに細麺がおいしい!
たこ飯は"なんで、こんなに、おいしいんですか?"と
インタビュアーとしてはない質問(笑)をしてしまうほど、
我が人生で一番おいしいたこ飯でした〜〜!!
つぼつぼセットの評判も上々。連日完売です。
もちろん、親方の絶品海鮮丼も、
この時期はキラキラウニ丼も味わいたい!
『食を通して南三陸町に貢献していきたい。
あそこにいけばおいしい料理がある!と
思っていただけるような場所、
商店街を代表できる旗頭になれるように
がんばっていきたい!』と夢をお話くださいました。
親方とお話をしていると、ひとを大事にする想いが、
丁寧でおいしいお料理にそのままのっているんだな、
と強く感じました。
親方のリクエスト曲はBENIさんの"Darlin"。
大好きな曲で親方の携帯の着信音にもしているそうで、
きっと今日も予約の電話とともに鳴っているんでしょうね!
今週の「みなさんぽ」は夏の扉を開ける体験!!
南三陸海のビジターセンターで
人気の海のアクティビティに挑戦しました。
お話を伺ったのは
センター長のMr.ピースこと、平井和也さん。
去年11月にオープンした『南三陸 海のビジターセンター』は
三陸復興国立公園や周辺の情報を発信して、
自然と触れ合うさまざまな機会を提供しています。
オープン以来、これまで3000人もの方がすでに
訪れているそうですが、オープン以来はじめての夏を迎えます。
"ここは自然を知ってもらう、自然に親しみながら、
自然を大事にする気持ちを育む場所"とおっしゃる平井さん。
私が体験したスタンドアップパドルボード(SUP)は
ボードの上に立ってバランスを取りながら
パドルで水を漕ぐウォーターアクティビティーです。
"サーフィンとかしたことないしなぁ..."という不安も
ありながらも、好奇心が勝ちました。
水着の上にウエットスーツを着て、さらに
フローティングベストを着けたら、
海のビジターセンターの目の前、坂本海岸から出発!
最初はなかなか立ち上がることができず、
広い海の上で一寸法師にでもなったような気分でしたが
ゆらゆら揺られながら"おっ!今なら立てそう"という
瞬間に立ってみると、意外にも安定しています。
海のビジターセンターでは初心者用のボードを用意して
いるので、想像よりもボードは大きかったですし、
大きい分、浮力があって安定するのだそうです。
立てると、平井さんも、当日指導してくださった
スタッフの上田さんも"いいねー!その調子!
すいすい行ってるねー!"と素敵なタイミングで
声をかけて下さり、初心者の気分もノリノリ!!
ちなみに今回、体験させていただいた
みなさんぽスタッフの運動経験は三者三様。
サーファーのディレクタ−、
アウトドア男子、
そしてバレー部ベンチの私。
それぞれがそれぞれのレベルで楽しめました。
うまくなってくると、行きたいところに行けるようになり、
曲がったりするのも自在になります。
さらに上級になると、波に乗れるようになるのだとか。
水の透明度が高く、足元にゆらめく海藻を見たり、
海側から景色を望める醍醐味もありました。
潮風を感じながら、漂っているだけでも気持ちいいものですね。
体験後、パドルからマイクに持ち替えた手は
プルプルと震えていましたが
全身に気持ちのいい充実感がありました!
この夏、7月8日(土)のSUP体験をはじめ、
磯の生き物観察会や三陸のウミガメの話を聞く会など
さまざまなプログラムがあります。
(プログラムは事前の申し込みが必要です)
夏休みはぜひ海のビジターセンターへ!
【夏の扉】
さんさん商店街の阿部茶舗さんで。
さすがお茶屋さんの"氷宇治金時"。
今年初かき氷で夏の扉、開いたきもちです!
紫陽花柄の日傘をさして北仙台駅からの
道を歩きます(ちょっと迷いながら)。
いつか、紫陽花の季節に来てみたいと
思っていた資福寺にやってきました。
ご近所のお父さんによると、
"今年は雨が少ないからねぇ"
ゆっくり、見頃を迎えるようです。
小書院にはお抹茶席。
みずみずしい緑と、すくっと伸びた竹林と
紫陽花のグラデーションが実にあざやかです。
仙台のあじさい寺。
静かで、とてもとても素敵な場所でした。
1200株の満開は少し先のようです。