今週の「みなさんぽ」は
南三陸町の老舗蒲鉾店『及善商店』の
専務取締役・及川善弥さんにお話を伺いました。
6月には南三陸町入谷の地に
新しい工場が完成して、6年ぶりに地元に戻っての
蒲鉾作りが始まりました。
"ここに戻ってきてやれることに感謝。
ようやくこれからだなという思いです"とおっしゃる
善弥さん。
新工場には、見学通路が設けられ、
予約をすればガラス越しに蒲鉾作りの様子を
見学することができます。
見学が進むと、工場側からパタッと小窓が開いて
中からできたてほやほやの蒲鉾が。
あつあつをその場で試食させていただけるんですよ。
【おぉぉ〜っ 歓声の瞬間】
思わずテンションがあがっちゃいました。
及善商店さんの歴史は創業から137年。
永きにわたって蒲鉾作りをされていますが、
蒲鉾の歴史は902年あるのだそうで、
"老舗といわれるけれど、蒲鉾の歴史を見れば
まだまだ若造です。
かまぼこ1000年につながるような
おいしい、面白い蒲鉾をこれからも作るため、
従業員と地域の方々と、同業者・異業種の方とも
わくわくした気持ちで挑戦していきたい"と
おっしゃっていました。
そんな及善さんの歴史の中で
去年生まれた絶品蒲鉾が、『炙り笹』。
"南三陸に戻って南三陸らしい蒲鉾を、と思ったときに
練りこむだけじゃなくて、素材そのものを
蒲鉾の上に乗せてみよう"と考案されたのだとか。
あぶったタコやホタテ、ホヤと魚肉との相性が
抜群のごちそうかまぼこです。
南三陸にちなんで、3種類つくりたいと
思って最後にできたのがホヤなのだとか。
"最初は遊び心でつくってみたら、おいしくできた"と
いう言葉に、
よくぞ!!と拍手を送りたい気持ちです。
本当に一度食べていただきたい!
素材のおいしさが濃く感じられるうえに、
上にのった魚介と、ぷりっとしたかまぼこの食感との
違いも美味しいのです...!!
"これからも南三陸ならではの
蒲鉾作りに挑戦していきたい"とおっしゃる善弥さん。
以前、善祐社長にお話を伺ったときの三ヶ条
"丁寧に作り上げる・素材を選ぶ・
心をこめて作る"にプラスするとしたら?という
質問をしてみたのですが、
"それを、どう地域のひとに愛してもらえるかだと
思いますので、
そのためにも新しくできた工場を見学していただき、
焼きたての蒲鉾を食べていただきたいですね"と
結んでくださいました。
工場見学では専務自ら
案内してくださることもありますよー!
【工場見学について】
時間:午前9時〜11時
お電話で予約が必要です。
電話番号 0226-46-2048