11月のはじまり
ハロウィンの飾りが一夜にして片付けられ、
町のあちこちににょきにょきっと生えた(ような)
クリスマスツリー。
思わず"早いっ"と独り言。
買い物をしたら、紙袋もクリスマス仕様に。
早い...早いけれども、これはちょっと嬉しくなってしまいます。
あたたかな、クリスマスのデザイン。
« 2017年10月 | メイン | 2017年12月 »
ハロウィンの飾りが一夜にして片付けられ、
町のあちこちににょきにょきっと生えた(ような)
クリスマスツリー。
思わず"早いっ"と独り言。
買い物をしたら、紙袋もクリスマス仕様に。
早い...早いけれども、これはちょっと嬉しくなってしまいます。
あたたかな、クリスマスのデザイン。
"I'm so glad I live in a world where there are Octobers."
---L.M. Montgomery.
モンゴメリが愛した10月は過ぎたけれど。
11月の榴岡公園もこのうつくしさ。
三連休のはじまりの朝に
bonobosの新譜。
最後の20ページまで来て結末を知るのが
怖くなって3日ほど放置、
最後の2ページで声に出して"え〜"と言ってしまった
ミステリーがありました。
主人公に一切共感できないのに、
こんなに引き込まれるなんてすごいなぁと。
週末から公開がはじまった
沼田まほかる原作、
『彼女がその名を知らない鳥たち』。
ポスターには"共感度0% 不快度100%
でもこれは まぎれもない愛の物語"の言葉。
コミカルな演技にひきこまれる
阿部サダヲさんなので、キャスティングは
意外な気もしていたのですが、
映画を見たら、これは見事としか。
阿部サダヲさん演じる陣治が、2時間の物語の間に
何年もの奥行きを見事に見せてくれました。
ひとはひとに影響をされて、その関わりが
生き様に彫り込まれていくのだと、感じずにはいれらない。
そして、蒼井優さん演じる主人公・十和子の
最後の最後のつぶやきで思わず涙してしまいました。
重くのしかかるけれど、感想を分かち合いたいような一本。
11月というのに20度を超えて。
からだもゆるむ、立冬です。
『黄×黄緑×緑』
色の競演。どこを切り取っても。
『赤×萌黄×黄』
来年、本格デビューする
宮城の新ブランド米『だて正夢』。
2キロでの販売が一部のお店ではじまりました。
楽しみにさっそく炊いてみると、
なるほど、たしかにもっちり。
そして甘みを感じるお米で、
ふくらんだ期待に応えてくれるおいしさでした。
【ごはんのお供をあれこれ。】
Yogee New Wavesのライブを観に、JUNK BOXへ。
バンドのシンボルネオンが光るステージに
4人組の新体制になったYogeeが、立っていました。
曲がはじまるたびに、反応するオーディエンス。
一体感、というより、それぞれが聞き惚れている...
そんな幸福な空間が広がっていました。
ドラムとベースの気持ちよさも、
ぐっとくるギターも。
冴え渡ってる演奏のすべてをまとめるのが
Vo.角舘さんの声。
グルーヴが心地よく踊らせてくれるナンバーもあり、
ピッチを変えて、思わずおおー!!と
にんまりしてしまうような場面もあり。
それでいてふと懐かしいような、スイッチを押されるのは
メンバーが敬愛する音楽が根底にあるからなのかな。
"HOW DO YOU FEEL?"はアウトロまで
ただよっていたくなります。
ライブをみると、音源だけではかれない印象が
重なるバンドですね。
いい意味で人間くさい、感情があふれてくるのが
強調されて。
週末に自分にとっての新しいバンドに出会って
わくわくできるというのは何たる幸せでしょ。
仙台では来月チネ・ラヴィータで公開される映画
『おじいちゃん、死んじゃったって』の
主題歌である『SAYONARAMATA』のMVは
映画の続きのような作りになっているそうです。
主演の岸井ゆきのさんも出演されています。
今年も仙台リレーマラソンの季節が
やってきました。
秋晴れのいいお天気。
恐竜さん(仮装賞受賞)も走っています!
ところで、その開会式の直前。
突然、背の高い男性から話かけられました。
『卒業した小学校はどこですか?』
あまりの不意打ちだったので、
キョトンとしつつも、
仙台市立...と言いながら、
あれ?もしかして...
なななななんと!!西村先生ー!!!
小学校一年生の時の担任の先生でした。
小学校1年生といえば、私、
入学式の次の日の集団下校の時、
迷子になって先生にご迷惑をおかけしましたよねーー
あの時はごめんなさーい!!
なつかしーー!!
先生お元気ですかーーー!!
が全部一緒になって、とりあえず、ハグ。
ちゃんとお顔を見たら
全然かわっていませんでした。
先生って、すごいですね。何千人という子どもと
出会ってきたでしょうに。
仙台市陸上競技協会の審判としていらしていました。
私にとって毎年、驚きの再会がある場所でもある
仙台リレーマラソン。
ことしもとびきりのびっくりがありました。
今年デビュー20周年のGRAPEVINE。
セットリスト、周年らしいのかな?なんて
(ちょっとは)思うわけで、
それを見越しての田中さんのMC。
今夜もやっぱり、ニューアルバムがど真ん中に。
そりゃ、20周年で聞きたい曲はありますけれど、
こんな素敵アルバムがリリースされたのですから
大満足です。
キレッキレです。
色気と安定感。
西川さんの繰り出すフレーズに内臓を、
ぎゅう〜っとさせられたりしながら。
ずっと上昇するってどんなにすごいことだろう。
20年ありがとう!
これからの20年もよろしく!
とりあえず、来年よろしく!
と、言いながら鳴らされたArma。
めちゃくちゃ誇り高らかに、聞こえました。
今年最初の『よいお年を!』をGRAPEVINEから
頂戴しました。
よいお年になりますとも。
Rensaをでての帰り道、信号待ちしていて
ふと気がつくと、先輩が!
自分でもわかってしまうくらい、
どうしいようもなく、にやけていました。
ぎゃ〜ものすごくはずかしい...
今週の『みなさんぽ』は
合同会社 でんでんむしカンパニー代表の
中村未來さんにお話を伺いました。
"使われなくなってしまったものへ
ちょこっと手を加えて未来へ繋がる
モノ・コトづくり"をモットーにしているのが
でんでんむしカンパニーです。
今は耕作放棄地で藍を作り、そこから藍染め製品を
作る事業や、いずれ宿にしたいという目標を掲げて
古民家改修も行っています。
"私自身がこの町のファンになっています"という
未來さんは南三陸町に移住して5年あまり。
会社の名前には、活動がどんどん『伝・伝=つたわって』
いくように、という願い、そして
でんでんむしのようにゆっくりと丁寧な生き方を、という想い。
さらには実は『藍』にとっての天敵であるでんでん虫だけれど、
そんなでんでん虫とも共存して行けるような活動を
していきたいという気持ちも込められているのだそうです。
はじめは、耕作放棄地になった場所で
野菜を作っていましたが、
自分たちの作るもので地域を
つなげられる存在になれないか、と考えた時に、
メンバーから出たのが『藍をつくれないか』という言葉。
周りを見れば、南三陸町入谷の養蚕の歴史、震災後歌津にできた
羊牧場があります。
藍を作り、素材を染めて、素晴らしい作り手の手に託す。
これでメイドイン南三陸の製品ができることになりました。
藍作りには、南三陸応縁団に登録している
応縁団の方が"おでって"で、全国から、
また、教育旅行でやってきた学生さんも
参加してきました。
藍作りをはじめて3年。
データをとりながら続けてきたそうです。
そして、この秋から、藍製品の常設での販売が
はじまりました。
でんでんむしカンパニーでは生葉で染める方法、
乾燥葉を煮だす方法で
染めています。この方法だと、すずしげな
"あさぎ色"の製品になるんですね。
今は、手ぬぐいとくるみボタン、ヘアゴムが
並んでいました。
今後の目標について、
"藍をコンスタントに育てること共に、
働き方の多様性をだしていきたい。
でんでんむしカンパニーの仕事を通して
子育てをしながら働く方法も広めていけたら"と
おっしゃる未來さん。
そんな未來さん自身も年明けにママに!
来年の山の神平の畑に行ったら
バウンサーに乗った未來さんの赤ちゃんにも
会えるのかなぁなんて考えたら
ますます楽しみになってしまいます。
これからのでんでん虫カンパニーの取り組みにも
注目したいです。そして、ぜひ、素敵な
藍染め製品、手にとってご覧になってみてください。
【でんでんむしカンパニーの藍染め製品の取り扱い】
■さんさん商店街 『NEWS STAND SATAKE』
■南三陸町観光協会アンテナショップ 『みなみな屋』
南三陸町を応縁しているひと、南三陸町ファンの方々が
全国で2800名あまり登録している
南三陸応縁団の交流会が仙台でひらかれました。
"おうえん"の"えん"はご縁の縁なんです。
県内外からおよそ80人が参加して
南三陸町の復興にむけて意見をかわす"座談会"も
行われましたし、南三陸町のサケやいくら、南三陸ネギを
いただきながらの交流会も大いにもりあがりました。
初お披露目となった南三陸ワインで乾杯!
ウワサに聴いていた、"マイ・キラキラ丼"も作って
味わいました!
そして今夜の交流会の会場で、発表されたのが
さんさん商店街、この冬の企画
『寒鱈フェスティバル 第一弾
熱々(あつあつ)大作戦!』です。
さんさん商店街の10店舗が参加して、
年明けの1月4日から2月いっぱい南三陸特産の
寒鱈料理を提供する、というものです。
海鮮丼やさんやお寿司屋さん、鮮魚店からは
『寒だらほうとう豆乳鍋』や『三陸魚介ちゃんこ』
『寒鱈鍋御膳』『うま辛 海鮮寒鱈チゲうどん』
『つみれ汁』も!
お肉やさんは『寒鱈入りの特製塩ちゃんこ』!
さらには、『寒ダラとトマトの焼きカレー』や
『寒ダラーメン』『たら天なべうどん』
鱈のフライをはさんだ『さんさんたらバーガー』といった
気になるメニューもあります。
南三陸町産のたらがおいしい理由として、
世界的に恵まれた、漁場であることにくわえて、
南三陸魚市場では他の地域ではあまり見られない、
朝・昼、二回『セリ』が行われるので
日戻り漁の鮮度抜群のタラが手に入ります。
そして、これは私もはじめて知ったんですが、
南三陸では、古くから鱈をお刺身で食べる
食文化があるそうです!!鱈をお刺身で〜!!!
そのことから漁師さんも、市場関係者の方も、
魚屋さんと関わる方々はタラの鮮度に敏感であり、
鮮度管理をきめ細やかに行っているんだそうです。
これで、寒鱈フェスにいけば
どれだけ、新鮮な寒鱈を味わえるか、ということが
わかっていただけるのではないかと思います。
さんさん商店街のみなさんは、
『鱈ってこんなにおいしかったの!!』と
お客さんを驚かせたい!ということをおっしゃていました。
驚かせてもらいましょう!
さんさん商店街の寒鱈フェスティバル
第一弾 熱々大作戦
来年の年明け1月4日からスタート。
乞うご期待!
今日は年末くらいの寒さだったそう。
ついに、仙台でも初雪が舞って、
街に冬の便り。
【冬の頼り】
湯豆腐と熱燗。
"初雪に遭遇して、しあわせ〜!"
週末、横浜から帰省していた友達がくれたLINE。
"う〜さむさむ、きゅうにふゆきてもう
やだぁ〜ぅう〜さむいぃ〜"
と、縮こまってばかりいては、と思わせてくれるには
十分で。
カフェモーツァルトアトリエから
冬の広瀬川を望みます。
いつもいつも、ならではの輝きを持ち帰ってくる友達に
力をもらいます。
こころ、ほかほか。
素敵な名前に会うと、ついどんな
思いがこめられているのか、尋ねてしまいます。
照れ隠しなのか、答えるのが面倒なのか(笑)
"忘れちゃったなぁ〜"と言われることも時々あるけれど、
だいたいのひとは教えてくれて、
それはそのひとの表情とともにずっとインプットされたり
するものです。
地味な名前であるがゆえの、
憧れもあるのかしら。
いや、私の名前だって、遡れば、
女の子の名前の人気ナンバーワンだったことも。
昭和元年の話ですけれども...
生後一ヶ月の赤ちゃんに会いにいきました。
かわいいかわいい女の子♡
生まれる前から名前に込めたい想いを聞いていたけれど、
決まったお名前を聞いたとき、わ!!すてき!!と思いました。
お母さんである友が好きな景色やお兄ちゃんとのつながり。
そして、わたしは毎年春になるとかけている、
クラムボンの曲が真っ先に浮かびました。
帰り道、やっぱり、なんてすてきなお名前だろうと
繰り返し思いながら。
漬け物石のような大きな石をよーく見ると、
魚の鱗のように見える白い部分がびっしり。
実は爪ほどの大きさのひとつひとつが
アンモナイトでした。
さらに、分かりやすいこんなのも、
持ってきてくださったのは
南三陸町でオクトパス君グッズなどを
手がけるYes工房のデザイナー、大森丈広さん。
南三陸町は実は『化石』の宝庫でもあるんです。
大森さん、めちゃくちゃ化石に詳しかったです!!
地元で化石をとれる場所があり、
小さい頃から、化石を採集するのが
自然な遊びであり、そこが好きになったきっかけ。
化石の研究者は全国から訪れていて、
震災の後も大発見が続いているのだそうです。
たとえば、日本で最古の時代の魚の化石や
2億5千万年前『嚢頭類(のうとうるい)』甲殻類の
仲間といわれている生き物の化石も見つかりました。
日本では南三陸町でしか見つかっていない、
貴重なもの。
ニュースで見つけた専門家や化石ファンの方が
翌日には全国から訪れていたのだそうです。
恐竜も見つかる可能性も、ないこともない!のだとか。
大森さんにとって化石の魅力は"宝探し"のようなもの。
貴重なものだとわかれば専門家に
提出して研究につかっていただいて
いたりするのだそうです。
これからは南三陸町の
子どもたちに化石の魅力をつたえられるような
お手伝いをしていきたい、という大森さん。
町の有志で作り、学校などにも配られたという冊子
『南三陸化石のガイドブック』もその一環なんですね。
そんなに化石に詳しくて、化石が詳しいなら
デザインしちゃえばいいのに!と思ってたら
あるんですね、大森さんデザインの化石キャラ。
オクトパス君の遠い親戚、『アンモナイト老師』。
"南三陸町のジュラ紀の地層から現れた、
豊富な知識を有するおじいちゃんアンモナイト"だそう。
しかも付け髭有り。かわいい...
今後、化石に関するニュースがあったら
また大森さんにお話を伺いにいきます!
左手にぴょんと飛び乗ったかと思ったら、肩、
頭を通りこして右手へとすたすた移動。
初対面なのに、私の人間性に何の疑いも持たず、
"あそびましょうよ、ねぇねぇ"と
つぶらな瞳で語りかける(ように見える)、
インコの名前は、そう、ずんだちゃん。
友達が"いつかフクロウを飼いたい"と話していた直後、
行こうと思った喫茶店と同じビルに
フクロウカフェが入っていたのです。
すごいタイミング。
イケメンフクロウのウィンクもいただきました。
ハリーポッターみたいな白いフクロウもいて、
そばにはハリーポッター風マントも置いてあります。
友達がセールで買ったばかりという
素敵セーターはなんと...
おそろいみたい。
すごいタイミング。
フィンランドの独立100周年を記念した企画展が
クリスマス・イブまで宮城県美術館で開かれています。
福岡、愛知、福井、東京とめぐって宮城へ。
独立以前の装飾芸術から現在に至るまでを
展示していて、企業やデザイナーにスポットをあてた内容に。
"その時代を生きる人の心や暮らしをより豊かにするもの"
というデザインの考えが、普段のくらしで用いられる
椅子や食器やテキスタイルに現れた姿はまさに"用の美"。
20世紀の初頭からすでに"サスティナブル・デザイン"や
"タイムレス・デザイン"が実践されていたのだとか。
自然豊かな森と湖の国ならでは、なのかしら。
自然と人間の調和が源にあるという、シンプルで美しいデザイン。
アアルト、カイ・フランク、マイヤ・イソラ...
見ていて楽しいに決まってます...
図録の中で、デザイン評論家の
柏木博氏がフィンランドのスタイルについて述べています。
北欧のなかでもフィンランドは最も貧しかったそうで、
その貧しさがむしろ豊富な色彩と形を生み出したという
見方があるのだそう。
そして美しく機能的な北欧のスタイルが
1950年代にアメリカの批評家や消費者に支持され、
日本においても1950年代に雑誌"工芸ニュース"でさかんに取り上げられ
北欧のデザインがその時に日本のデザインのひとつの指針と
されたのだそうです。
現在でも活躍するアーティストへの
インタビューも展示されていて、
質問項目とそれに対する答えがまたユニーク。
自分が覚えている最初の記憶は何?
デザインといって最初に浮かぶのは?
自分がデザインして手作りした一番小さなものと大きな物は?
自分の作品の中で、一つだけ購入するとしたら?
森に行く時、何をもっていきますか?
ボールチェア(実際に座ることができる場所も)
でも知られるエーロ・アールニオのインタビューが
一番面白かったです。
ちなみに、デザインしたもので一番小さいのは
フィンエアーで使う『つまようじ』だそうです。
いつか乗ってみたい、フィンエアー!