漬け物石のような大きな石をよーく見ると、
魚の鱗のように見える白い部分がびっしり。
実は爪ほどの大きさのひとつひとつが
アンモナイトでした。
さらに、分かりやすいこんなのも、
持ってきてくださったのは
南三陸町でオクトパス君グッズなどを
手がけるYes工房のデザイナー、大森丈広さん。
南三陸町は実は『化石』の宝庫でもあるんです。
大森さん、めちゃくちゃ化石に詳しかったです!!
地元で化石をとれる場所があり、
小さい頃から、化石を採集するのが
自然な遊びであり、そこが好きになったきっかけ。
化石の研究者は全国から訪れていて、
震災の後も大発見が続いているのだそうです。
たとえば、日本で最古の時代の魚の化石や
2億5千万年前『嚢頭類(のうとうるい)』甲殻類の
仲間といわれている生き物の化石も見つかりました。
日本では南三陸町でしか見つかっていない、
貴重なもの。
ニュースで見つけた専門家や化石ファンの方が
翌日には全国から訪れていたのだそうです。
恐竜も見つかる可能性も、ないこともない!のだとか。
大森さんにとって化石の魅力は"宝探し"のようなもの。
貴重なものだとわかれば専門家に
提出して研究につかっていただいて
いたりするのだそうです。
これからは南三陸町の
子どもたちに化石の魅力をつたえられるような
お手伝いをしていきたい、という大森さん。
町の有志で作り、学校などにも配られたという冊子
『南三陸化石のガイドブック』もその一環なんですね。
そんなに化石に詳しくて、化石が詳しいなら
デザインしちゃえばいいのに!と思ってたら
あるんですね、大森さんデザインの化石キャラ。
オクトパス君の遠い親戚、『アンモナイト老師』。
"南三陸町のジュラ紀の地層から現れた、
豊富な知識を有するおじいちゃんアンモナイト"だそう。
しかも付け髭有り。かわいい...
今後、化石に関するニュースがあったら
また大森さんにお話を伺いにいきます!