本町の錦町公園そばにある「くらし座」オーナー・大村さんは、
家具やさん「 DAIMARU」の社長さんとして活躍され、
さらには本町商店街振興組合の理事長を長く務められていました。
インテリアのエキスパートであると同時に、
街のコミュニティをデザインする方でもあると思っています。
そんな大村さんが、去年12月にオープンさせたのが、この「くらし座」です。
家具や食器、照明、雑貨のセレクトショップであるのと同時に
さまざまなワークショップも展開しています。
今回は、フローリストの滝澤亜紗子さんが講師として
『暮らしの中に花を』と題して、季節の紫陽花を長持ちさせる方法や
シンプルな花どめなどを教えてくださいました。
2種類の花器に活けたあとは、鑑賞しながら
まめいちさんの和菓子と大村さんの淹れてくださる
おもてなしコーヒーをいただくという贅沢。
アイテムだけでなくワークショップでも、好きなものに巡り合う
チャンスをくれる場所です。
ビルの3階にあり、マンションの1室のようなお店のつくりになっていて
入り口には「入りにくくてすみません」なんて張り紙も。
でも、一歩入ればにこにこ大村さんが迎えてくれます。
そして「DAIMARU」さん時代同様、カトラリー一本買うのに
延々と迷ったとしても、デザインについて教えてくださったりしながら
そのままにこにこ見守ってくれるような大村さんです。
豊富な知識と審美眼で選ばれたアイテムたちは
どれもあたたかさを感じ、くらしの中で、長く愛したいものばかり。
時間を区切って何回か行われていたワークショップでは
私と一緒に参加した女性と「住みたいですよね〜くらし座に」と
話していたのですが、次の回の女性二人組も全く同じ感想を
おっしゃっていました。