ちょっと勇気をだしたことが
あとあと繋がっていったり。
積み重なってだけ、人生が前に進んでいくこと。
宮城県内先行で、
仙台駅前のペデストリアンデッキからはじまる
映画が、公開されました。
もともと、2007年の斉藤和義さんのアルバム「紅盤」での
作詞のオファーに、作詞ではなく、短編小説を書き下ろした伊坂さん。
そこから、「ベリーベリーストロング〜アイネクライネ〜」という
名曲がうまれ、再び伊坂さんがそれに応えて新作の短編を書くという
とくべつなコラボレーションがもとになっています。
あらためて、ベリーベリーストロング〜アイネクライネ〜を
はじめて聞いた時の衝撃も思い出しながら、
映画を楽しみました。
伊坂さんが登場人物に言わせる会話って、愛嬌があって、
いくつかの言葉だけで力学が働く感じというか、
距離感とか表しちゃうけれど、それを
ベリーベリーストロングの歌詞で切り取った・構築した
斉藤和義さんってやっぱりとてつもないと思います。
映画では和義さんの手がけたいろんな色の映画音楽が重なって
人間味がいきいきと。ベリーベリーストロングはあんなふうに。
おしゃれですね・・・サントラが楽しみで楽しみで・・・
やっと和義さんの歌う「小さな夜」が流れてきたときの
沁み方でホロリとしてしまいました。
若くても、歳をとっても、
みんな生き方を模索していることには
変わらないと思いますが。
なんだか、人生を信じられるような気持ちです。
仙台市内のよく見慣れた場所もたくさん登場します。
俳優さんたちもハマっていて、物語に入り込むことが
できましたが、三浦春馬さん演じる「佐藤」の「佐藤」っぷりが、
見事だと思いました!