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星降る夜の音語

ふたご座流星群がピークを迎える夜。
仙台は夕方から雨降りでしたが、
満天の星が迎えるプラネタリウムの
ライブに行って来ました。

"星降る夜の音語"と題したライブは
キセルとbonobosのボーカル蔡忠浩さん、
それにピアノで次松大助さんという
夢のようなラインアップ。

フライヤーやポスターのメインビジュアルも
何もかも素敵でした。
会場がオープンすると、次松さんのピアノで出迎えられる中、
プラネタリウムにはお月様が。
hoshifuruyoru no otogatari (1).jpg

キセルの二人によるくちなしの丘からはじまり、
2曲を演奏して、蔡さんにバトンタッチ。
音語というタイトルのように、
言葉がとっても入ってきます。
選曲もすばらしく、カバーでは"いかれたBABY"があって
"頼りない天使"があって"家族の風景"があって。
銀河系の彼方にすいこまれていくような
投影に、身を任せてみたり。
リクライニングの椅子を半分倒したり、大きく倒したり
しながら、全身で感じていました。

蔡さんとキセルをつなぐセッションは"ハナレバナレ"。

2011年4月24日の天文台でのキセルのライブのことを
お兄ちゃんが大事に話してくれたことも心に残りました。
私にとっても忘れられないライブでした。

そのライブを思い出す"サマタイム"
CDを大事に聴いているけれど、アレンジが
とっても新鮮なものが多くて。
今の響き方なんだなと思いながら味わう"夜の名前"、"君の犬"、"ベガ"。
アンコールの"Beautiful day"はプラネタリウムの空から
包むように降ってくる雨の映像と音とをリンクさせるように。
雨の中でキセルを聴いていることがとっても多いのだけど、
また、ずっと覚えておきたい、雨のキセルの思い出ができました。

空に浮かび上がる星座みたいにメロディーが結ばれていって
暗いプラネタリウムの暗闇の中で
その表情ゆたかな音に耳を澄ます。
なんだか、いろいろな明るさを放つ星の光
ひとつひとつに目を凝らしていくような楽しみがあります。

最後は次松さんのピアノで"星に願いを"
幸福感でいっぱいです。
hoshifuru main.jpg

天文台の外に出たら雨は止んでいて、
錦ケ丘の空にオリオン座が見えました。
音語の余韻を味わいたくて、ちょっと夜更かし。

天文台のクリスマスツリー (1).jpg

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2019年12月14日 23:19に投稿されたエントリーのページです。

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