宮城県美術館へ。大好きなこの場所も、久々です。
若い女の子たちがたくさん美術館に向かっているのを
見て、モリス展は"映え"るスポットでもあるのか?
と思ったら、嵐の展示が美術館の県民ギャラリーで
始まったんですね。
私は、ウィリアム・モリス展へ。
モリス作品とともに展示されている、
写真家・織作峰子さんによる
モリスゆかりの風景写真も素敵でした。
織作さんのギャラリートークがコロナの影響で
中止になったのは本当に残念。
自然に対する観察眼をデザインの中で
味わいながら、気持ちはテムズ川のほとりへ。
そして、英文科ののんびり学生だった私にとっては
モリスの手がけた美本を見られたのは
モリスの生きた時代と、いまと、大学時代とを
行ったり来たりするような時間でした。
活字が綺麗。
活字を数値化・規格化が必要だと言ったのも
モリスがほぼ初めてと言われているそう。
後世への影響は活字の部分でも大きかったんですね。
ガラス越しに大きな本をのぞきこむ。
タペストリー状の活字展示の前で上を見上げる。
"文字"好きとしては書と同じくらい
ずっと見ていられる活字。チョーサー活字が美しい・・・
【美しい美術館】
この建物を残さないなんて、ありえない。