代わりのきかないもの、
置き換えることができないもの。
心のタンクがいっぱいになるのを感じながら
この公演が開催されるためにあった
すべてのプロフェッショナルの力に
感謝せずにいられませんでした。
斉藤和義さんのライブツアーは
2枚のアルバム名をそのまま冠して
「202020&55 STONES」。
アルバムを出して、ツアーをしてという
スタイルをずっと続けてきた和義さんなので
2枚分の新作アルバムがあってのツアーというのも
はじめて。
聞き込んでいたアルバム曲。
まってたんだという感覚で満たされていきます。
自作のギターをふくめ、
いつものように次々に登場するギター。
そして、鍵盤からはじまった大好きな曲は
せつなさとすばらしさでマスクの中で
窒息しかけました。
会場ドアを開けての"換気タイム"は
らしいトークで埋めて...笑
今夜も披露された「2020 Diary」はまさにコロナ禍でうまれた曲。
この曲をはじめて聞いた時、名曲「歌うたいのバラッド」の
中にある"本当のことはうたの中にある"というフレーズが浮かびました。
和義さんはいつも歌の中で、怒ったり、なぐさめたり、
代弁したりしてくれているから。変わらずに。
「楽しんでってね」じゃなくて
「楽しませてもらいまーす」と
いつも言う和義さんだけれど
今夜は「楽しんでいきましょ」とメッセージ。
長い長い長ーい拍手に会場中の気持ちが込められていました。
アーティストも、チームも
いつも以上に体調に気を使って
大変な旅だと思います。
待っているひとたちの生きる力のためにも、
音楽の旅が無事に続いていくことを心から祈ります。