今なお調査が続くというポンペイへ、
2000年を遡るタイムスリップ。
県美術館で開催中のポンペイ展、
精巧なモザイク画にも目を奪われながら
じっくり見てきました。
西暦79年、イタリア・ナポリ近郊のヴェスヴィオ山の噴火で
埋没した都市、ポンペイ。
街が姿を消すも、火山灰に丸ごと埋まったため、
当時の人々の生活空間や家財がそのままの形で残されました。
使いやすそうなフライパンや
美しい水差しやお皿といったキッチン用品から
炭化したパン(まさか、食べ物まで
そのままの形で...しかも切れ目まで入っている!!)などを
見学していると、噴火前にあったポンペイのひとびとの
暮らしが身近に感じられますし、
"楽しく暮らせそう"とさえ、思いました。
上流階級のひとたちは家で豪華な食事を作らせ
楽しんでいた一方で、庶民は外食に不自由することはなかった
ようです。女性もビジネスで成功していたひとがいたと
いう記述をみて、自由な社会の空気を感じられます。
こちらは、エジプト由来の楽器だそう。
キャプションには"ガシャガシャと振って
音を鳴らす"とかかれていました。
イヤリングやブレスレット。カメオも繊細でした。
【このシチュエーションは...】
ポンペイで最初に発掘された建築物のひとつ「キケロ荘」の
食堂の壁面を実物大で復元したもの。
ケンタウロスが背後から蹴ら...いや、どういうシーンなのだろう・・・